新潮文庫<br> 向日葵の咲かない夏

個数:
電子版価格
¥693
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
向日葵の咲かない夏

  • 道尾 秀介【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 新潮社(2008/08発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 16pt
  • ウェブストアに250冊在庫がございます。(2024年04月27日 02時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101355511
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

著者等紹介

道尾秀介[ミチオシュウスケ]
1975(昭和50)年、東京都生れ。2004(平成16)年、『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビューする。独特の世界観を持つ作家として、大きな注目を集めている。’07年、『シャドウ』で本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 4件/全4件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

1232
映像ではなく読書だけでしか味わえないカテゴリーの内容でした。そういう意味では、”読書”という行為を逆手に取って、読者を読書にどっぷり引き込む著者の作戦勝ち。まあ、とにかく伏線とその回収が見事すぎます!読後の重苦しい疲労感と驚愕感、そしてまさかの解放感はハンパないです。2019/01/12

サム・ミイラ

1100
まるで悪夢を具現化したような怪作。テーマもストーリーも私の好きなパターンだったのだが話は上手く繋がってないような、例えばミチオの後半の極端な変貌ぶりや思わせぶりな記述、強引にミスリードを誘うような書き方はどうかと思うが、初期の作品ということもあり怖い物知らずな突っ走り方も大きな魅力であり、後の片目の猿や龍神の雨などに繋がる事を思えば、実に初々しく才能の開花を感じさせる重要な作品だと思う。特にこの怪談的オチは誰かに語り聞かせたくなる日本ならではなダークファンタジー。でも語っちゃダメ(笑)2014/08/19

遥かなる想い

1071
感想でひと事で言うなら気持ち悪かった。このミスで取り上げられ、いつかは読みたいと思っていた本だったが、設定が私の趣味に合わない。小学校のS君が首を吊り、昆虫に生まれ変わり…という始まりから心が離れていた。物語の展開の意外性、岩村先生やお爺さんの不気味さなど、筆力は感じられるが、筋があまりに 荒唐無稽すぎて私は好きではなかった。2011/02/26

ちょこまーぶる

1033
大変面白く、不思議で、背筋がゾクッとする一冊でした。読んでいて次はどうなるんだろう?という感覚が常に付きまとってしまうような展開で、死んだ人が虫となって生き返り、それを瓶の中で生活させてしまうなんて、想像を超えた内容でしたね。そして、学校の先生、お爺さん、お婆さん、S君、犬、妹のミカ、両親、そして主人公のミチオ君(道尾さんのミチオ?)等が全員普通じゃないと言うのが素晴らしいし、小学生でこれ程までの異常性をもった主人公たちを登場させるという驚きのキャラクターに終始翻弄された思いがします。暑い夏の夜に最適!!2014/08/19

鉄之助

986
この”夏”に読めてよかった。「みんな物語をつくるんだ。~思い込んで生きている」。それは、いつまでも後悔や失敗を引きずっては生きていけないから。自己防衛反応に違いない。私にも、同様の経験がある。「見たくないものを見ないようにして、見たいことはしっかり覚えこんで…」。荒唐無稽とも思われる展開もあるが、面白すぎて一気に読み進めた。「自分自身に対する怖ろしさ」に反発する行動、いじめ問題の根本的な構造も、明かされる。私だったら、もし、生まれ変わったら、何になりたいかな? 自問自答の夏だった。2021/09/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/579308
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。