新潮文庫
プリズン・ガール―アメリカ女子刑務所での22か月

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  • サイズ 文庫判/ページ数 364p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101352718
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

ニューヨークに暮らす20代の私は、ある朝、突然FBIに逮捕された!麻薬密売組織に協力したという、身に覚えのない容疑だった。無実の訴えもむなしく、絶望と不安を抱えて、連邦刑務所への入所日を迎えた私。だが、米刑務所の意外なシステムの下、次第に様々な人種の囚人仲間と友情を育みはじめて―。日本人の女の子が実際に経験した、過酷ながらもポジティブなプリズン・デイズ。

目次

第1章 NY、マフィアの恋人、そして私はFBIに逮捕された(逮捕;アレックス ほか)
第2章 アメリカ連邦女子刑務所本当にここで生きていけるのかな(入所;懲罰房 ほか)
第3章 プリズン・デイズ私と彼女たちの罪と罰(熱い夏;さよならグロリア、こんにちはコンタクト ほか)
第4章 州刑務所、そして、さよならアメリカ(州刑務所へ;四人部屋 ほか)

著者等紹介

有村朋美[アリムラトモミ]
1977(昭和52)年東京生れ。高校卒業後、OL生活を経て、21歳の時にアメリカ・ニューヨークに渡る。現地にて、麻薬密売組織に関与した疑いで、FBIに逮捕され、連邦女子刑務所で約2年間、服役した。日本へ強制送還後、獄中記『プリズン・ガール』を著した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

106
いやはやスゲーのと出会ってしまいました。収監されるまでの臨場感は圧巻で、読んでるこちらが今から収監されるような気分にさせられました。おそらく、本書には書けなかったことも実は沢山あったのではないかと察しますが、「絶望」を「生き抜く力」に振り替えた意志力には本当に感服しました。2022/01/14

ehirano1

73
「いつの間にか犯罪に巻き込まれる」という恐ろしさを代理体験できると思います。その上で、佐藤優氏の著書において繰り返されている「危機への対処(というか危機の察知と予防)」が大いに参考になると改めて実感しました。2023/06/16

ehirano1

62
著者やプリズン仲間の今後の幸せを願わずにはいられません。どうか、絶望に呑み込まれることなく生き抜いてほしい、そして多くの方の啓発に努めてほしい、と。実体験がある方々の言葉は重くて説得力があると思うので。2024/02/02

ehirano1

59
「おデブちゃんのカントリーはお腹の前で手錠がつながらず、手錠ふたつをつなげて使われていた・・・・・(p125)」。その場で見たら笑ってしまいそうだけど、笑ったら後できっと刺されるか半殺しにされるだろうなぁ、と。2022/09/13

なるみ(旧Narumi)

31
読友さんのレビューがきっかけで読みました。タイトルは「プリズン・ガール」とポップですが、麻薬密売に関わったとの嫌疑から、主に連邦刑務所での21か月間を綴った一作。著者は麻薬密売に関わっておらず、付き合っていた彼がロシアン・マフィアでドラック・ディーラーだったことは知っていたとのこと。それで刑務所に入れられ、入国管理局にいた期間も併せて約2年間を前向きに過ごし、日本帰国後その2年間を振り返ることができる原動力は何だったのだろうかと思いました。2023/02/01

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