新潮文庫
聞き上手は一日にしてならず

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101345710
  • NDC分類 809.4
  • Cコード C0195

内容説明

コミュニケーションの基本は、人の話を聞くこと。貴重な情報を聞き出すためには、どんな努力も惜しまないプロの聞き手10人が明かす秘訣とは何か。できるかぎり情報を集めて準備を入念に行い、相手にとことん惚れ込み、徹底的に気を配る―。きちんと話が聞ければ、ビジネスも、友情も、恋愛もきっとうまくいく!あなたも聞き上手になってみませんか。

目次

1 黒柳徹子(女優)に聞け!―「人には必ず話がある、人には必ず聞きたいことがある」
2 田原総一朗(ジャーナリスト)に聞け!―「人が本当に言いたいこと、本音、これをいかに引き出すか」
3 ジョン・カビラ(ラジオ・パーソナリティー)に聞け!―「『ええっ!』と驚き、『なんだよ、これ』と唸る」
4 糸井重里(コピーライター)に聞け!―「どうでもいいことが、じつはその人。『贅肉こそ、そいつだ』みたいなね」
5 小松成美(ノンフィクション・ライター)に聞け!―「好奇心を煽られて、知りたいと思ったら会いに行く、話を聞きます」
6 吉田豪(プロ・インタビュアー)に聞け!―「話を聞きながら『オレはいいことしているな』と思いました」
7 河合隼雄(心理療法家)に聞け!―「聞くことに始まって、聞くことに終わる」
8 石山修武(建築家)に聞け!―「結局あなたまかせの商売だから。銀座のおねえさん以上の心遣いをしますよ」
9 松永真理(『iモード事件』著者、バンダイ取締役)に聞け!―「相手の球さえうまくとらえれば、球は気持ちよく飛んでいく」
10 刑事に聞け!―「下手な聞き方をしていると、いつまでたっても重要な証言は出てきません」

著者等紹介

永江朗[ナガエアキラ]
1958(昭和33)年、北海道生れ。フリーライター。法政大学文学部哲学科卒業。西武百貨店系洋書店勤務の後、『宝島』『別冊宝島』の編集に携わる。’93(平成5)年頃よりライター業に専念。「哲学からアダルトビデオまで」を標榜し、コラム、書評、インタビューなど幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

16
雑食フリーライターの永江朗さんがインタビューの上手な仕方を伺うという対談集。田原総一朗、吉田豪、黒柳徹子など一癖も二癖もある方に挑んでます。どれも面白いけど白眉はやはり今は亡き河合隼雄さんではないでしょうか?河合さん自身生前に沢山のかた(吉本ばなな、村上春樹etc)と対談をなされたしそのどれもが本当に魂に響きました。勿論職業柄というのは有りましょうが話す事より聞く事のプロになるのはこんなにも難しく忍耐のいるものとは思いませんでした。2016/02/25

ちいさな図書館

8
黒柳徹子さんや河合隼雄先生のところが読みたくて。人間に、その背景に、興味があることがまず第一だな。それによって理解しようとしている姿勢が自然に生まれて、聞かれている人も信じて話せるようになるんだよね。まっさらに、素直になることも大事だな。2014/05/01

入道雲

6
聞くことも難しいが、聞くために話して貰うことが必要で、これがまず難しい。2021/07/16

緋莢

3
コミュニケーションの基本である「人の話を聞く事」。基本であるが故に簡単にはいかない、その秘訣をプロの聞き手10人に聞いてみた。トーク番組の司会者から、ラジオDJ、スポーツライター、心理学者、はたまた刑事まで。人の話を聞くプロたちが語る重要な事とは!?2010/08/15

けい

3
文章に各人の息遣いが聞こえてくる。黒柳徹子はせかせかしたイメージだったけどなんだかおっとりだったり、田原総一郎はスピード感あふれていたり。吉田豪目当てで読んだけど、全員に感心しきり。インタビュイーの思う壺です。2009/06/22

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