新潮文庫
流沙の塔〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 526p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101343167
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

人骨の柄に狼を刻んだナイフが左胸を貫き、真紅の薔薇の花びらがちりばめられた屍体―。横浜で起きたロシア女殺しの手口と、広東省・梅県の事件は酷似していた。育ての親・張龍全の命を請けた海津明彦は、背後を探るべく、梅県へと飛ぶ。黒社会の覇権を争う秘密結社・哥老会と三合会の抗争、香港駐屯権をめぐる公安の暗躍。そして…。中国を揺さぶる闇を圧倒的スケールで抉る。

著者等紹介

船戸与一[フナトヨイチ]
1944(昭和19)年、山口県生れ。早稲田大学法学部卒業。’85年『山猫の夏』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。’89(平成元)年『伝説なき地』で日本推理作家協会賞を受賞。’92年『砂のクロニクル』で山本周五郎賞を受賞。2000年『虹の谷の五月』で直木賞を受賞する
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

39
船戸節、全開の作品・・というと、ファンのようだが、それほど好みではない・・じゃ、なぜ読むかというと、とてつもなく蠢く世界の「ある地域が存在」することを思い出させてくれるから。中国、ウィグル・・脚下に育てられた日本人男性、中国士官、情報局のの横暴な態度と暴力の臭い。何度も途中で挫折しそうになるほど現実の世界との温度差がありすぎ、おかしくなりそう・・でも下巻へ。

秋乃みかく

0
★★★★☆2009/01/09

GT

0
★上のみ2023/05/07

大工のおかみさん

0
上下二巻読了致しました(*•̀ᴗ•́*)👍 三人の主人公が全て亡くなり、4人目の女主人公も夢敗れて、、、(@_@;) 中国人の絡む物語のなんと虚しい結末か‼️ 次は明るい時代物でも読もう(*•̀ᴗ•́*)👍2022/03/24

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