内容説明
先行き不透明な激動の時代にも、物事の裏にはカラクリがあるのだ。ファミコン、新興宗教が流行ったのはなぜか?フジテレビや吉本興業の成功の秘密は…?そのカラクリを知りたいというアナタは本書を読めば、笑って納得するはず。現代を鋭く見すえる著者がハッキリと疑問にお答えします。今、若者に圧倒的な人気を誇る劇団「第三舞台」の主宰者・鴻上尚史の痛快エッセイ集。
目次
流行のカラクリ
どうしてコンサートはフル・ボリュームなのか?
どうして紅白歌合戦はつまらないのか?
新興宗教のカラクリ
笑いのカラクリ
純愛のカラクリ
エンタテイメントのカラクリ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
puu
15
感想少なっ。まあ30年近く前のエッセイだから当然か…。偶然手に入れ読んでみたがこの人はホントにブレないな。話題は古いが(懐かしい話ばっかり)だが本質を語らせたらやはり普遍的。今でも十二分に唸らされる内容。自分のパターンを自分の頭で考えてつくれるかだな。2019/09/09
入江
6
四半世紀前のエッセイです。民主主義や物語に関する論点は刺激的で、今の方が受け入れやすいかもしれません。ですが、「やっぱ、なんですか、類は友を呼ぶっていうの、能ある鷹は爪にマニキュアっていうの、~」こういう書き方に、時代を感じます。2016/08/22
kera1019
3
25年前のエッセイやのに全く時代を感じさせへん… 当時の流行や時代的な事も結構書いてるけど、今読んでも全然面白かったしブレも感じへんかった。あとがきで「問題は一つ一つの単語ではなく、パターンなのです。単語は古くなっていきますが、パターンの作り方は不変です。つねに、新しい単語を取り入れながら、柔軟なパターンを作り続ける」という一文に納得させられました。「他者のカラクリ」がスゴく良かったなぁ…2013/12/18
あーさー
1
1988年のエッセイを93年に文庫化した作品。今を予見している部分もあり、作者の「見方」の確かさを実感します。2022/06/18
masaru
1
面白かった。
-
- 和書
- 脳を育てる 岩波新書