内容説明
ひとりで抱えてるのは、ちょっと辛い。でも、誰に話せばいいのかわからない…そんなこと、あなたにもありませんか?たとえば、恋ができなくて、気持ちばかり焦るとき。本当の友達がいないと感じたとき。気を使いすぎて疲れたとき。大好きな人とうまくいかなかったとき―泣きたい、でも泣けない、そんな夜、この本を開いてみて下さい。きっとあなたにも「大丈夫」が届くはずです。
目次
ひとりの時間をどう過ごしてますか(寂しさ、このやっかいなもの;愛されなかったことを卑屈に思わないで;終わった恋にピリオドを打つには ほか)
誰も知らない私がいる(他人の恋は自分の恋の参考にはならない;今の生活、そんなに不満ですか;照れてはいけない、恥ずかしがるのはいいけど ほか)
欲しいものは何だろう(私が決める、さよなら;ベッドの中で考えること;結婚というひとつの選択 ほか)
著者等紹介
唯川恵[ユイカワケイ]
1955(昭和30)年、金沢市生れ。金沢女子短期大学で情報処理学を学んだ後、銀行に10年間勤務。’84年「海色の午後」でコバルト・ノベル大賞を受賞。以来、「普通」の毎日を大切に生きる女性たちへのエールに満ちたエッセイや恋愛小説で、多くの読者の共感を得ている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
108
「さよならは人と人の別れだけに使うものではない」という言葉に共感して読み進めていったのだけど、全体的には人生相談的なエッセンスを含んだ女性目線の恋愛指南書でした。「失恋は病原菌が心にとりついた病気」という論は興味深かったし、「自尊心の使いどころを勘違いしないこと」というメッセージには共感しました。『男について、少しだけわかったこと』というエッセイに作者の考えが集約されていると思ったので、その中の【男に関する8カ条】をコメント欄にまとめます。これに興味をお持ちになった方は手に取ってみてはいかがでしょうか。2015/08/03
ゴンゾウ@新潮部
105
唯川恵さんのエッセイ。恋愛のこと、仕事のこと、上司とのことなどを女性の視点で本音で素直に書かれている。男性の自分にとっては恥ずかしかったり、ドキッとしたりで戸惑うこともあった。逆にそういう風に見られているんだという発見もあり。ちょっと照れくさかった。2015/09/02
おくちゃん🌸柳緑花紅
96
唯川恵さんのエッセイをはじめて読みました。同世代なのでしっくりきます。自分で嫌いだと思っている自分はそこに気がついているからさほど問題ではない。何気なしに言ってしまったこと、とってしまった行動が誰かをひどく傷つけることになるということの方が問題。デリカシーのある人間になりたい。今後の課題との文章は正に私の課題だと‼親愛なるあなたという私へ。なんてお手紙も書いてみたいかも。最後の「時が教えてくれること」にも大きく頷きながら読了。年齢を重ねるのも悪くない。2016/09/24
扉のこちら側
87
初読。2015年831冊め。周りの友人達は結婚ラッシュ・妊娠出産ラッシュをすでに終え、もはや新築ラッシュに入っているので「どうして結婚しないの?」は耳に痛い今日この頃。そんなの私だってわからないよ。という思いを肯定してくれる一冊。寂しくたって、いいじゃないって。2015/07/18
ケイ
79
20代の頃に読んだら、なるほどなあと参考になったり救われると思ったりしたことも結構あったと思う。今は、そうだよね、確かに!という感じかな。ある意味、歳を重ねると達観していくのかもしれない。2014/06/27