新潮文庫<br> ニッポン居酒屋放浪記 望郷篇

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新潮文庫
ニッポン居酒屋放浪記 望郷篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101333335
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0195

内容説明

理想の居酒屋を探し求めんと志を立ててよりはや三年―。流浪の旅はさらに続き、高松、那覇、仙台、熊本、壱岐、札幌、名古屋、博多、会津を巡って、ついに神戸で大団円を迎える。ご当地イチ押しの地酒、産地限定の肴、カウンターの向うの温かい笑顔を満載した居酒屋紀行、ニッポン全国三十余都市を疾風怒涛のごとくに踏破して、ここに堂々完結。

目次

高松のセルフうどんに瞳うるんで
那覇、午前三時のTボーンステーキ
仙台の牛の舌と美女たち
熊本の馬刺とスペードの女王
壱岐のウニめしに鼓膜やぶれ
札幌のジンギスカンに北風たちぬ
名古屋、ああ生卵は哀し
博多、ゴマ鯖と純情行路
会津のソバと谷間の百合
神戸、鯛のきずしに星がふる

著者等紹介

太田和彦[オオタカズヒコ]
1946(昭和21)年生れ。グラフィックデザイナー。東北芸術工科大学教授。本業のかたわら、日本各地の古い居酒屋を訪ね、いくつかの本に著す
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

幹事検定1級

10
日本各地の居酒屋を巡るエッセイ。著者の居酒屋とBarへのこだわりが随所に書かれた作品です。 仕事柄、小生も居酒屋へ行く機会が多いですが、初めて入る店にはとても勇気がいります。特に地方であればなおさら。 ただ呑むために全国を巡る時間をとって、ゆっくりとした時間を過ごしたいとそんな気にさせてくれました。2014/10/13

かんたろー

5
居酒屋を巡って遠出をしてみようと思ったが、地元の居酒屋にも一人では行かない。気の置けない飲み仲間と数か月に一度格安の居酒屋チェーン店か定番の焼き鳥屋に行くだけで、あとは家飲みが主です。こんな旅してみたいものですが、懐と体力が続かないでしょう。2016/04/08

ゾロりん

3
傑作選を読んだので、ここからはそれぞれ読んでいきたいと思います。写真とか店の地図があるところが傑作選よりいい。2011/10/15

gonta19

3
2008/9/17 Amazonにて購入 2009/8/22~8/26 放浪記3部作の最終巻。今回は、高松、那覇、仙台、熊本、壱岐、札幌、名古屋、博多、会津、神戸。名古屋はぼろくそに書かれているが、これは先月1週間居た感想と同じ。名古屋人の性格もあまり私には合わなさそうだ。(実際過去にこの界隈の出身の人にエライ目にあわされた嫌な思い出がある。まあ、すべてがすべて悪い人ではないのだろうが)  神戸の森井本店で始まったこのシリーズだが、震災後に再び神戸に戻って終わる。森井本店にはまだ行けてないが、是非今度行っ2009/08/26

mitsu

2
シリーズ3作目で、全シリーズ35箇所を回ったようで、その締めくくりとして、最後の場所は最初に行った神戸でした。今作で居酒屋一番を見つけたことも含めて締めとして良かったかなと思います。2018/12/08

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