新潮文庫
中国畸人伝

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 274p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784101332055
  • NDC分類 282.2
  • Cコード C0123

内容説明

ときに狂人を装って、乱世の政争にまきこまれる危険からのがれて生きた竹林七賢の一人、阮藉。寒門出身の官吏でありながら酒宴と博打にあけくれ幾度か左遷された末に「葡萄の美酒夜光の杯」の詩を残した王翰など。気宇壮大な発想と強烈な自我で、三国から唐の時代を生き抜いた八畸人。そのみごとな生き方と人間の面白さを、万巻の書から搾り出して現代に甦らせた歴史人物ミステリー。

目次

終身、薄氷をふむ―阮籍
へらず口二十世―孔融
最後の賢人―王戎
神仙の系譜―葛洪
第三楼の人―陶弘景
燃える壁―万宝常
葡萄の美酒夜光の杯―王翰
揚州の夢―杜牧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すーさん

1
三国時代前後に活動した8人を選んで、その生きざまを小説のように生き生きと描写している。間を開けて再読したい。2014/07/26

suzuki-takefumi

1
中国における奇人を主題とした短編小説。共通背景となる三国時代末期から随の統一までの長い動乱が面白い。そうした時代を「奇人」たちがどう生き抜いて、どう生き延びたのか。歴史の脇道をのぞく感じだ。2009/03/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/377220
  • ご注意事項