内容説明
必ず貴様を呪い殺してやる―こんな遺書を残して新入社員の男が自殺した。いったい誰を恨んで死んだのか？社員の関心が集まる中、今度は課長が会社の屋上から飛び下りた。「貴様」とは課長のことだったのか。本当に男の呪いなのか。謎が謎を呼ぶ怪事件の真相に、しっかり者の貞代とのんびり屋の実子のＯＬコンビが挑む。（『遅刻して来た幽霊』）。本当にありそうで怖い話を６編収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピコ
5
「幕間に死す」が印象的だった。暗い話もあったけど、全体的に好きな作品。2019/07/07
山田
4
ショートショート集。やっぱりショートショートと言えば星新一と赤川次郎。「本当にありそうで怖い話」と煽り文句として描かれているけど、どちらかと言えばフィクション寄り。どの話も冷たさと温かさが両立していて面白かった。2019/02/27
さき
3
短編集。とてもよみやすく面白い一冊。“誉れの日”では、正義感の強い父の行動にヒヤヒヤさせられた。2019/02/04
nagata
2
星新一と同じくショートの作家として読み漁った記憶がなつかしく手に取った作品。ミステリー仕立てのものである印象が強いが、眉間にしわ寄せて読み込むよりも、手触り滑らかに読み進められる文体は変わらず。2019/12/08
読み人知らず
2
暗い話が続く。色あせないストーリーだけど読後感はあまりよくない2012/08/05
