内容説明
霧の深い夜、若い女性が切り裂かれて殺された。変質者の犯行か、それとも何か目的があるのか?(外科)。法医学の権威のもとにあらわれた突然の客。なんとその男は、殺人事件の被害者だった…(法医学教室)。外科、小児科、眼科、精神科、産婦人科、放射線科、法医学教室と殺意のカルテはおこのみしだい。巧みなメスさばきで、すべての犯人と被害者、そしてあなたにおくる入院案内。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
67
昭和晩年の頃のたいへん赤川小説らしい赤川小説だった。その頃にも読んだことがあるような気がするが定かではない。 夜の霧の忘れ物/スターのゆりかご/美しい闇/殺人狂団地/見知らぬ我が子/残された日々/明日殺された男2016/07/13
ねなにょ
20
再読。図書館本が途切れてしまったので。1983年刊行なので時代も感じるし、短編集なので、ちょっと無理がある展開だったりするのは、まぁ、ご愛敬(*´艸`*)。2019/01/23
maya(*ᴗˬᴗ)
14
いくつかの短編小説。どの話も興味深すぎて、のめりこんで読んだ( *ˆωˆ* )怖!!!って感想で終わるものもあれば、なんやそりゃ*笑*って感想で終わるものもある*笑*とにかくどの話も面白かったー!2018/06/01
読み人知らず
7
余命3ヶ月の女子高生の話が一番おもしろかった。後味さわやかがやはりいい2014/07/27
ちいやん
5
赤川次郎の短編はどれも外れがないと感じます。あ、そうくるか!っていう種明かしに感心です。2011/06/04