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新潮文庫
明るい旅情

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  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101318189
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

内容説明

世界中で日本に最も程遠い場所を探して出会ったのは、ナイル川上流の広大な湿地帯。果てしない青空と生い茂るパピルスだけの“緑の沙漠”で、著者が発見したものはなにか。そして、ドミニカ沖で知り合ったクジラの話。珍しいものに満ちあふれた都市イスタンブールの喧騒、実現しなかったヨーロッパ最北端踏破行など、読む者を、見知らぬ場所への旅へと誘う、紀行エッセイの逸品。

目次

汽車と、世界の本当の広さについて
アジアは汽車がいい
ジュバへ行く船
野の料理
おじさんの宝貝
あのクジラのこと
ヤップと彼女と「嘘の隙間」
ハナへの道
ヴァージン・アイランズの休暇
今なら間にあうヤンバル探検隊
与那国島は世界の中心
沖縄人のための越境のすすめ
新大陸は元気
イギリスを出た人々
現代イギリス旅行文学撰
記憶の都市・イスタンブール
北欧の酩酊
蜂の旅人

著者等紹介

池沢夏樹[イケザワナツキ]
1945(昭和20)年、北海道生れ。埼玉大学理工学部物理学科中退。ギリシア詩、現代アメリカ文学を翻訳する一方で詩集『塩の道』『最も長い河に関する省察』を発表。’88年「スティル・ライフ」で芥川賞を、’92(平成4)年『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞を、’93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。