新潮文庫
天馬、翔ける〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 622p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101305196
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

奥州に身を寄せる義経と伊豆へ流人となっていた頼朝―都より来た平家追討の令旨は、二人の源氏の運命を一転させた。黄瀬川で対面を果たし、平家打倒に力を合わせる兄弟。しかし、俘囚の王・藤原秀衡の庇護の下、天性の武勇を磨き抜いた弟と東国武士・舅の北条時政に翻弄されながら冷徹なる政略を道具とした兄には、すでに埋めがたい溝があった。源平合戦の歴史像を塗りかえた傑作。中山義秀文学賞受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

14
2007/8/15 アシーネダイエー甲南店にて購入。 2012/7/3〜7/11 不人気と言われる大河ドラマに合わせた訳ではないが、平氏から源氏に移り変わる時代の物語。記憶が正しければ、この時代の本格時代ものはこれまで縁が無く、初めてである。(服部真澄さんの海国記を先日読んだが、平家の成り上がりの頃の話)頼朝は怜悧な人物で、義経の生来の人望に嫉妬した、という話は聞いたことがあったが、本当なのだろうか。人質として人生の大半を過ごした生い立ちも含め、頼朝はなかなか興味深い人物だ。さて、下巻はどうなることやら2012/07/11

由良のと

4
(図書館)大河ドラマのための予習?もかねて。上巻のハイライトは鵯越、圧巻の描写。下巻に続く2022/03/27

yasu7777

1
★★★☆☆ 練馬2791-1242021/05/05

nojyalin

0
下巻へ(弁慶はどこだ?彼がそうなのか?)2015/03/04

おぎん

0
源氏が再興し、平氏をどのように追い詰めていくかを頼朝、義経の視点で描いていく。兄弟とはいえ一緒に暮らしたこともない、母も違えばそりゃあ考えも合わないだろうしうまくいかないよな。2018/02/28

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