内容説明
大手石油会社に勤めるエンジニア田崎健治は、世界初の公害防止技術の開発に成功、喝采の嵐のなかでエリートの道が約束されたかに見えた。しかし、些細な事件が原因で一転、左遷され、陰湿な嫌がらせを受ける身になる。妬み、罠、引き抜き工作、そして彼を支える女たち…。組織社会の旧弊と矛盾に直面しながらも、自らの信念を貫く男の闘いを描く。経済小説の雄・高杉良のデビュー作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずよ
3
最後はやっぱりねと言う感じですが引き込まれて行きました。高杉良さんの原点なんですね。2010/05/15
もこちゃん
1
後半から盛り上がってきてぐいぐいいけた。妻の信子が関係する場面は常に生々しくて面白かった。また、義父が多々語る人生観が大変興味深くて面白かった。昔の小説ならではといったところか。ラストは不覚にも読めなかった（笑）2019/02/01
tak
0
★2021/04/24
