新潮文庫<br> グリム兄弟

新潮文庫
グリム兄弟

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  • サイズ 文庫判/ページ数 391p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101299310
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C0198

内容説明

「赤ずきん」「ヘンゼルとグレーテル」など、世界の子どもたちに親しまれているグリム童話。その産みの親のグリム兄弟は年子として、18世紀後半のドイツに生れた。兄ヤーコプと弟ヴィルヘルムは、45年の歳月を費やし210の童話と579の伝説を世に送り出す一方、言語学者としても活躍。この本は、口伝のお話の収集方法やグリム(ドイツ語)辞典の業績を中心に描く、兄弟の人間性あふれる評伝。

目次

序章 グリム兄弟の伝記について
第1章 両親と兄弟と故郷
第2章 青年時代と苦難の中の研究
第3章 「子どもと家庭の童話」
第4章 図書館員時代
第5章 ゲッティンゲン七教授追放事件
第6章 ベルリン時代
第7章 「ドイツ語辞典」
第8章 グリム兄弟と日本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ティス@考える豚

6
グリム兄弟の詳細な人物史。グリム兄弟と同じ時期に同じく童話収集をしていたA.L.グリムさんほんと可哀相。グリム兄弟の解説書では必ず『グリム兄弟は彼とよく間違えられた笑』みたいな扱いでほんと可哀相。挙げ句の果てにこの本では『グリム兄弟の童話が彼と違って如何に選ばれていたか』みたいな比較対象にされててほんと笑う。グリムさんdisるのはやめろぉ!(建前)ナイスゥ!(本音)2016/02/18

なが

1
ほんとは読んだのは古本で購入した新潮選書版。 グリム童話については年齢が1桁の頃から大好きだというのに、作者については必要最低限しか学んで来てませんでした。。初めてちゃんとした伝記を読み、改めてこの二人の、研究への姿勢や為人にただただ感動させられます。著者のこの兄弟への愛もひしひしと感じます。伝記なのですが、気がつくと兄弟に感情移入してしまい、泣きそうになることもしばしばでした。特に辞書作成についての話は、本文にもあるとおり一大叙事詩です。誰かこれをテーマに小説とか映画とか作ってくれない(続く)2014/11/24

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