感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
350
「はじめに」で、著者は「パリの好きな人、嫌いな人―中略―だれが読んでも面白い」と自負するのだが、それは半ばは当たり、また半ばはハズレている。すなわち残念ながら経年変化に耐えられない部分があるのだ。1983年刊では無理もないが。パリは古都とはいえ、同時に変化の激しい街でもある。カフェなどはその典型で、新しくトレンドなお店が次々と誕生する一方で、ドゥー・マゴなどの老舗も健在である。また「舗道」の部分もそんなに古びてはいない。ただ、メトロは進歩と変化が甚だしく、残念ながらもはや実用的とは言い難い。2021/06/10
HIRO1970
20
⭐️⭐️⭐️ロンドン編に出会ってからはまっている玉村さんですが、今回のパリ編も基本の押さえが完璧に近いので大分前の本なのですが、カフェの楽しみや交通機関の賢い利用法が非常に詳細に網羅されている為、すぐにでも行ってみたくなったのは全く同じ現象で、玉村さんの安定した力の凄さに又しても驚かされました。2014/07/20
たそがれ
4
話し上手な人の話を聞いていると知らず知らずのうちに引き込まれ聞き入っている。読んでいて同様な感じがしました。番地の付け方や舗道のレンガの形などあまり興味のない話でも、惹きこまれてしまう。玉村さんの著作をもっと読みたくなりました。2015/03/29
たけはる
3
古書店で見つけた本。カフェについて知りたかったので、そこの部分を興味深く読みました。しかし石畳の道ってのは、実際住んでる人にとっては大変なものなんだなあ……(苦笑)。2013/04/08
うたたね
2
パリには興味がないのですが、カフェについて知りたくて読みました。フランス人の日常が垣間見えて面白かったです。2014/05/07