新潮文庫<br> 禁忌の聖書学

新潮文庫
禁忌の聖書学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101294216
  • NDC分類 193
  • Cコード C0116

内容説明

キリスト教文化の象徴「聖母」の姿を聖書の中に探すと…。処女降誕、最後の晩餐など、広く西欧文学や美術の主題となり、日本人の心にも影響を与えた場景。それらが何故、どのように記されたのかを原典にたどり返し、記述の歴史的意味、信仰が希求し続けてきたものに光を当てる。混迷の度を増す世界と、否応なくその渦中に巻きこまれてゆく日本の行く末をも見すえた、著者最後の論考。

目次

裏切者ヨセフスの役割
マリアは“処女”で“聖母”か
「ヨセフ物語」は最古の小説
結末なきヨブの嘆き
『雅歌』の官能性
過越の祭と最後の晩餐

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

15
話としては浅く知っている内容について、深く掘り下げて考察しているので、よくわからなかった部分もありますが興味深く読みました。ユダヤ人のマリアに対する評価が記載通りなら、ユダヤ人が迫害された理由のひとつになりうるだろうなと思いました。「結末なきヨブの嘆き」が面白かったです。2020/12/02

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