新潮文庫<br> 男どき女どき (改版)

個数:
電子版価格
¥440
  • 電書あり

新潮文庫
男どき女どき (改版)

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月26日 20時13分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101294049
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

173
短編と随筆からなる作品集。短編も中身が凝縮されており無駄がない。日常の生活にある緊迫感が読んでいて引き込ませる。随筆も実に滋味深い。メモを着けた文章が沢山ありました。「独りを慎しむ」で自由のあまり、慎みがなくなるのも共感出来た。独り暮らしの長い私も気を付けねばいけない。明治生まれのご両親による「壊れたと壊したはちがう」、「無口な手紙」、「黄色い服」が実に良い。自立心と責任を学ぶことが出来る。そのまま、今の時代にもあてはまるかは分からないが、通じるところはあると思う。多くの方に支持されるのも納得の作品集。2019/02/02

ykmmr (^_^)

146
「オトコが得か?」、「オンナが得か?」と時に考える事がある。どちらでもそれぞれ、役割もあり、一長一短な気がするし、時代も『多様性』を重視だし、身近にもそういう人がいる。作者曰く、「何事も成功する時は”男どき〝、巡り合わせが悪い時を”女どき〝。」という。確かに、男女の『性格』が合わさる時の『歪み』がそうなのかな?と。「壊したのと、壊れたのは違う。」確かにそう。「自分の責任⇔不可抗力。」という事。そんな彼女の『哲学』と『人生経験』・『父からの教え』が組み込まれた4篇の小説と後半、『随筆』で固められた遺作。2023/02/26

YM

119
いきなり台所にバケツが置かれていて、その中に生きた鮒がいたらびっくりするわなあ。。でも、その理由を家族の中で自分だけは知っている。鮒吉…。それなりに生きてくると、誰でもドラマチックなことってあるよなあ。僕も今の自分を2ヶ月前には想像できんかった。これから2ヶ月後の自分もまた想像しきれない。だから人生はおもしろい。生きてるからこそ。痛いことも、嬉しいことも。生きてるからこそなんだ。2015/03/08

じいじ

98
向田邦子の形見となった作品集。4短篇小説と21エッセイを収載。とりわけ短篇は、理屈抜きに面白かった。一男一女の家族四人の朝の団欒を描いた【鮒】。微笑ましい場面が映像になって浮かんできます。私的には、結婚5年目、今か今かと一家を挙げて二世誕生を待ちわびる【嘘つき卵】が断然好きです。妻は「二人で一日も早く病院に検査に行こう」と急かします。しかし、夫は「子供は授かりもの、慌てるな」と、煮え切りません。さて、この夫婦に子供は…? 不慮の飛行機事故が悔やまれます。『男どき女どき』の第2弾が読めないと思うと…尚更に。2022/02/06

ふじさん

98
再読。向田邦子の最後の作品。Ⅰ「鮒」「ビリケン」「三角波」「嘘つき卵」は、どれも普通の人々の心の機微を巧みに描き出した読み応えのある短編だった。どんな平凡な人生にもある、喜怒哀楽を感ずる一瞬の生の光芒を巧みな文章で描いた短編やエッセイは、何にも代えがたい財産だ。 2021/06/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/562572
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。