新潮文庫<br> 儚い羊たちの祝宴

個数:
電子版価格
¥605
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
儚い羊たちの祝宴

  • 米澤 穂信【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2011/07発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 12pt
  • ウェブストアに275冊在庫がございます。(2024年04月27日 15時34分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101287829
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。

この商品が入っている本棚

1 ~ 4件/全4件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サム・ミイラ

952
いやもう一話目からぶっ飛んでいる。ラスト一行の凄まじい破壊力。嫌な気持ちに顔をしかめながらもつい声に出して大笑い。ブラックジョークはかくあるべし!的な傑作。全てお金持ちの令嬢と召使いの物語。レトロ感満載でいったいいつの話だとも思うがそれも不思議な感覚に彩りを添える趣向。その衝撃は「玉野五十鈴の誉れ」でピークを迎え羊たちの晩餐で静かに幕をおろす。実に緻密に計算されたとても恐ろしくダークで爽快な短編集である。そして読者は必ずやメデュース号の筏とアミルスタン羊を検索する事になるであろう(笑)2016/05/01

青乃108号

810
【バベルの会】なる読書倶楽部に集う名家の娘と使用人。それぞれの家中を見舞う惨劇を描く短編5話からなる短編集。似た様な舞台で似た様な人物達が演じる各話はどれも似た様な印象を残す。さすがに一気に読むのはしんどかった。1日1話ずつ読むのが精一杯。こちらにも不幸がうつりそうな、新年一冊目に読まなくて良かったと思った本。2021/12/28

yoshida

699
「満願」で引き込まれた米澤穂信さん。「満願」が気に入ったならと読友さん達に紹介頂いた作品。名家の女性が集う読書サークル「バベルの会」。そこに加入し、また除名された者達の短編集。何と言うのだろう、肌が粟立つような、背筋が震えるような面白さ。「玉野五十鈴の誉れ」の最後の唄に絶句する。「身内に不幸がありまして」のラスト数ページにおののく。「北の館の罪人」の鮮やかな絵画の訳に驚愕する。「山荘秘聞」の淡々とした恐ろしさ。私はこの罪深さ、残酷さ、ほの暗さに惹き付けられて止まない。この作品に、深い闇の輝きを見た。傑作。2017/08/20

カメ吉

540
この作品は異様な重さの感じる短編集。『バベルの会』と云う読書サークルで繋がってはいるけど各作品にはそれぞれの悪意があって吐き気がする感じでした。だいたい時代錯誤な設定が多くいつの時代?って思いました。この作者の作品?意外でした。2016/05/26

ウッディ

532
旧家に仕える女中、そして令嬢の周りで起こる惨劇。家に縛られた女たちが、自分の心を押し殺し、家を守ることだけに心を砕く暮らしの中で芽生えてくる狂気の話。令嬢たちが集う読書サークル「バベルの会」の存在が、見え隠れする短編集でした。旧家を舞台にした静けさが、おどろおどろしく、闇を際立たせる舞台装置のようで、知らず知らずのうちにストーリーに引きずり込まれていました。2017/10/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3352855
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。