内容説明
「腹が減っては戦はできぬ」―然り!戦争は2度と起こしてはならないけれど、戦争をするための食事は試してみる価値がある。軍国主義は滅びたが、戦う男たちのために価値ある遺産が残った。日本料理はもちろん、西洋料理、中華料理、さらにはパーティーのマナーまで、平和時にあって日夜ビジネスに奮戦する男と女に贈る、イラスト入り、元祖「男の料理」実践テキスト。
目次
第1章 総論
第2章 糧食品
第3章 調理要具
第4章 基本調理
第5章 特殊調理
第6章 配食
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshiyuki Kobuna
3
当時の料理を当時のままのレシピで記録してある。現在に至るまでの調理法、食材の名称等の変遷をうかがえるのが大変興味深い。漫画家の著者(戦艦霧島配乗)の体験漫画がまたおもしろい。2015/06/12
ともてる
1
「海軍主計兵調理術教科書」を復刻した本。(1983年発行) 元海軍主計兵で漫画家の高橋孟氏の描いた挿絵が良いアクセントとなっている。 海軍主計兵の日常生活を窺い知ることができる大変貴重な資料である。2020/08/09
yaharin
0
この本は「海軍主計兵調理術教科書」の復刻版。この本の真髄はレシピ以外の部分。「料理とはなんぞや」「なぜ、食材を切り加熱するのか」、素人にもわかりやすく書いてある。戦時中の筆者の経験なども載っており資料としても価値がある。2013/03/20