新潮文庫
日々の非常口

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101276816
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

日本人より日本通の詩人、アーサーさんの日常とは?「月極」の読み方に悩み、「ほかほか」の英訳を工夫する。謡いの会では羽織を纏い、クリスマスにはサンタの扮装を。旅先では愛猫に手紙を出そうとし、鈴虫に夏を感じる。「酔っ払う」の英語表現の多さに赤面し、戦争続きの母国を憂う。言葉のフシギから、社会、政治問題まで。日々の鮮やかさに気づかされる愉快で豊かなエッセイ集。

目次

1章 一番食?(ゲッキョク株式会社;ネーミングを汲み取る ほか)
2章 豆を撒かれたサンタ(優雅な無知;落とし物はつらいよ ほか)
3章 産婆になりましょう(ベンチの記憶;ツバメの戒め ほか)
4章 風呂のクジラ(日米捏造国自慢;きぬずれ、ベロずれ ほか)

著者等紹介

ビナード,アーサー[ビナード,アーサー][Binard,Arthur]
1967年、米国ミシガン州生れ。コルゲート大学で英米文学を学び、来日と同時に日本語で詩作をはじめる。2001年、詩集『釣り上げては』で中原中也賞、’05年に『日本語ぽこりぽこり』で講談社エッセイ賞、’07年には『ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸』で日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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