新潮文庫
あのひと―傑作随想41編

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 396p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101274454
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

父の小言、母の温もり、忘れられない友人――。心に刻まれた大切な人の記憶を、万感の想いをもって綴るエッセイ傑作選。

遠くへ行ってしまった人、思い出すたび胸が熱くなる人、忘れられない人――。森茉莉 谷崎潤一郎 星新一 白洲正子 檀ふみ 柳田邦男 江國香織 岡本太郎 瀬戸内寂聴 藤沢周平 小川洋子 佐野洋子 中島らも 三島由紀夫 内田百?閨@吉行淳之介 五味太郎 中原中也 須賀敦子ほか。万感の想いが込められた珠玉の41編。巻頭詩・解説 谷川俊太郎

内容説明

遠くへ行ってしまった人、思い出すたび胸が熱くなる人、忘れられない人―。万感の想いが込められた珠玉の41編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

38
様々な作家によるその人に近しい人へのオマージュを語った41の随筆集で、印象に残りました。数ページの簡素な随筆があったと思いきや小説といってもいいような作品もあったりで様々な楽しみがあります。谷川俊太郎さんが最初と最後を締めてくれています。2014/12/25

Pー

23
谷崎潤一郎、星新一から漱石、中原中也・・・といった日本の作家41人の「忘れられない人」をテーマにした随想集。心に深く残った人、それはやはり父親であり母親であることが多いんだな。父の小言、母の温もりはいつまでたっても心に刻まれ記憶として残るものだもの。。。読んでいてなんだか心が安らぐエッセイ集だった。2015/02/17

やどかり

22
両親や友、先生、心に残る「あのひと」についての41人の思いが書かれた随筆集。特に石原慎太郎が弟のことを書いた随筆が心に残った。他には瀬戸内寂聴、辻仁成、遠藤周作の随筆が好きだった。谷川俊太郎の巻末の文章に添えられた吉原幸子の詩は、読む人にそれぞれのあのひとを思い出させる胸を打つ詩だと思う。2016/09/12

21
失った人への想いを綴るエッセイ。谷崎、三島等等執筆陣がすごい。高村光太郎が俗物としてけなしまくりつつ父をしたうエッセイと、石原慎太郎が死にゆく弟裕次郎を看取るものがとてもよい。…石原慎太郎は正直政治家として、私には相容れないんだけれども、彼の書く文章はとても美しい。愛しい家族を看取る者すべてが思う、早く楽にしてあげたい、もう少しいて欲しい、もう自分も辛いし疲れた…、というあの葛藤を見事に描写しきっている。いい本でした。2015/04/24

双海(ふたみ)

20
岡本太郎、おもしろいことを言うなぁ。2015/01/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9172533
  • ご注意事項

最近チェックした商品