新潮文庫
絶倫食

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  • サイズ 文庫判/ページ数 250p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101259451
  • NDC分類 499.8
  • Cコード C0195

出版社内容情報

皇帝の強精剤やトカゲの姿漬け……発酵学の権威・小泉博士が体を張って試した世界の強精食。あっちもこっちも、そっちも元気に!

「旦那、効き過ぎても責任は取りませんぜ。何せピンピン、ズンズンよ」――中国・雲南省昆明の蛇酒屋で勧められた怪しげな一杯の効き目やいかに……。他にも、鹿の睾丸酒や交尾中の二匹のトカゲを姿漬けにした酒、「精を硬くする」粥など、あっちも、こっちも、そっちも元気になる食べ物や飲み物、媚薬を、「発酵仮面」こと小泉博士が体を張って試した抱腹絶倒、世界の強精食大全。

内容説明

「旦那、効き過ぎても責任は取りませんぜ。何せピンピン、ズンズンよ」―中国・雲南省昆明の蛇酒屋で勧められた怪しげな一杯の効き目やいかに…。他にも、鹿の睾丸酒や交尾中の二匹のトカゲを姿漬けにした酒、「精を硬くする」粥など、あっちも、こっちも、そっちも元気になる食べ物や飲み物、媚薬を、「発酵仮面」こと小泉博士が体を張って試した抱腹絶倒、世界の強精食大全。

目次

絶倫食を知るための前口上
童の清い強精強壮剤
絶倫確実、ガマ油
まぼろしの虎骨酒
オットセイ、すごさの事実
見た目もすごい中国強精酒
起つ、タツノオトシゴ
皇帝たちが精力絶倫だったワケ
カユはカユでもすごい粥
中国、三大強精強壮剤〔ほか〕

著者等紹介

小泉武夫[コイズミタケオ]
1943(昭和18)年、福島県の酒造家に生れる。東京農業大学で教授として永く教鞭を執った後、現在は発酵学者・文筆家として活躍中。農学博士。専攻は、醸造学、発酵学、食文化論。学術調査を兼ねて辺境を旅し、世界中の珍味、奇食に挑戦する「食の冒険家」でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

342
こういうものになれば、何といっても5000年の歴史を誇る中国の右に出るものはない。あらゆる種類の毒蛇から爬虫類、膃肭臍や狼の陰茎、はたまたありとあらゆる植物に茸の類。日本では、やはり江戸だが中国に比すれば児戯に等しい。本書の表紙は随分インパクトが大きいが、これは著者が沖縄でヒージャーヌイーイリチャー(血入のヤギ汁、ペニスと睾丸入り)を丼に3杯食べた時の状態だそうだ。大半は入手困難か、あるいは入手しても食するには勇気がいるが、きわめて無難なところでは、ニンニク、鰻、山芋、スルメといった案外にも常識的なもの。2016/06/13

徒花

174
おもしろかった。著者がコレまでに遭遇した世界各国の「精力がつく」といわれる食材とその効能についてまとめた食エッセー。ただ、世界各国といっても中国と日本のものが多い。著者は農学者、発酵学者でもあるので、栄養に関する専門的な内容もちょいちょい挟んでくるが、基本的には個人の主観に基づいているので、読んで役立つというよりもネタになるというか、楽しい一冊。ただし、文章は全編にわたってオジサン特有のシモネタに満ち満ちているので、女性なんかは不快に感じる表現があるかも。2019/04/07

HIRO1970

113
⭐️⭐️⭐️私の食品分野の知識の源の著作者である小泉先生は偉い学者様ではありますが、常に在野の研究にも余念がありません。余りに下世話な話も時々飛び出す為、勘違いしてしまいがちですが、発酵食品に関しては日本では先生程の伝道師は他に存在しません。そんな先生の本作は何と絶倫食と銘打たれた渾身の名著でございました。古今東西の名著からの引用はもとより、実際にどんな反応が先生のフィジカルに作用したのか、はたまた現在の科学で知り得る有効成分物質名に至るまで、文系のあなたも理系のあなたも満足すること請け合いの作品でした。2016/03/08

gonta19

51
2013/2/8 Amazonより届く。 2014/9/29〜10/6 性欲と食欲。人間の飽くなき欲求への追求はすごいなあ。しかし、ゲテモノも多くて読んでいて気持ち悪いのも多数。2014/10/06

空猫

29
『腸はかしこい...』から。古今東西、至る所で作られ食されてきた精力材。蛇や亀の頭の形がアレに、ドロリとしている処がソレに似ているから、や、繁殖力が強い(オットセイ,シカ)、多産な動物にあやかり、という理由で食されていてもあながち科学的根拠がゼロでないのが面白かった。やはりこういった事に関して中国の知識は群を抜いているようだ。読んでいてオタク...いや学者先生の研究・探求心と、その為だけにここまでするんだ、という事実(史実)に圧倒された一冊だった。2019/07/20

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