新潮文庫
ぶっかけ飯の快感

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101259437
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0177

内容説明

丼に盛った熱々のご飯に、好みの汁をぶっかけて、ザザッとかっ込む。これぞ安くて旨い「BCD級グルメ」の醍醐味。他に茶漬け、鍋物、麺類、魚の粗料理などなど、「鉄の胃袋」の異名を持つコイズミ博士が、これでもかと垂涎のメニューを繰り出す。舌を肥やし、毎日の食事を豊かにする智恵と工夫が満載。秘蔵のレシピとともに贈る抱腹絶倒のエッセイ。真の食いしん坊たちへ、究極の一冊。

目次

第1章 ぶっかけ飯・丼の快楽
第2章 ご飯ものの快味―炊き込みご飯・寿司・茶漬け
第3章 前人“味倒”の鍋物
第4章 絶品の麺類・汁物
第5章 “糜味求唇”の納豆・豆腐
第6章 佳品の魚料理
第7章 佳味の肉料理
第8章 秘技ア・ラ・カルト

著者等紹介

小泉武夫[コイズミタケオ]
1943(昭和18)年、福島県の酒造家に生れる。東京農業大学で教授として永く教鞭を執った後、現在は発酵学者・文筆家として活躍中。農学博士。専攻は、醸造学、発酵学、食文化論。学術調査を兼ねて辺境を旅し、世界中の珍味、奇食に挑戦する「食の冒険家」でもある。単著だけでも100冊を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HIRO1970

108
⭐️⭐️⭐️小泉先生は8冊目。題名通りの食欲と創作欲をひたすら刺激されまくる作品です。一人暮らしをはじめる若い方々には必携の書と言えるかも知れません。また料理の腕前がビギナーレベルを遥かに超えた方々にも未だ見ぬ世界をタップリと味あわせてくれる消化酵素の塊のような、ひたすらお腹のすくお話ばかりでした。食材は決して高いものでは無いので誰でもチャレンジ可能です。数々のレパートリーが100も載っていますので全て制覇するには真面目にチャレンジしても一年では無理かも。ぬる燗を飲むときにコピリンコを思い出しそうです。2016/08/16

タツ フカガワ

49
大きな弁当箱を三分割見当でご飯の上に削り節・海苔・目刺し3尾をのせ、四隅をベースに見立てて梅干しとたくあんを置く「草野球弁当」や、まさかと思う「ベーコン茶漬け」。ブヨブヨの食感、旨いのか不味いのか、なくても困らぬがあっても邪魔にならないその存在が哲学的でもあるこんにゃくのステーキなど、笑いも漏れればよだれも溢れ、ついでの腹も鳴る“発酵仮面”の異名も持つ小泉先生の食エッセイ(レシピ付き)。試してみたいメニューもてんこ盛りでした。2023/03/15

カムイ

44
熱々のご飯にイカと納豆をぶっかけ至福の時間、カムイのぶっかけ飯です。作者の飽くなき食の探求に敬服します。2024/01/28

姉勤

31
注意:空腹時に読んではダメです。食事制限の人もダメです。γ-GDP?、それっておいしいの?な人や、Born to eat wildな人以外でも胃液の我慢汁ほとばしる本書。アツアツのメシに乗っければどんなものでも美味くなる簡単手軽なドンブリにはじまり、ぶっかけ飯・寿司・茶漬けのゴハン物、鍋、麺類、納豆・豆腐、珍味、魚!、肉!、マル秘料理と、作りたくなる、喰いたくなる、酒が欲しくなる。簡単なレシピ、旬、コツ、蘊蓄も薬味となり、満漢全席のことばのグルメ。胃の霊(イノチ)を充たし、悶絶せよ。2015/05/12

gonta19

15
2009/5/29 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2011/6/8〜6/18 小泉先生のグルメ本。どの本を読んでも、どの記事を読んでも、独特の言い回し、オノマトペで読み手の味覚中枢を直撃するエッセイ。今作品にはレシピも詳しく書いてあるものが多数あり、すぐにでも家に帰って作りたくなる。ほんとにどの料理も美味しそうだ。今度試してみよう。(痩せないといかんのだけどなぁ)2011/06/18

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