内容説明
シェイクスピア―1564~1616(ひとごろしイロイロと覚えます。謀略・発狂・嫉妬・情死、作品の登場人物は、考えられる限り様々な理由でこの世を去ります)。誕生日と命日は同じ4月23日。欧米の大衆娯楽演劇の原点、ハリウッドで最も売れている脚本家、世界で一番有名な作家です。名前は知っているけど、作品も大体見当がつくけど…、という方のための“アトーダ式”解説本。
目次
第1話 人殺しから五十二年
第2話 暗愁のハムレット
第3話 恋はロミオとジュリエット
第4話 黒いからオセロー
第5話 まどろむ夏の夜の夢
第6話 ベニスの商人もりだくさん
第7話 ジュリアス・シーザーに追悼
第8話 史実の中のヘンリー四世
第9話 騎士とウィンザーの陽気な女房たち
第10話 悪の楽しみリチャード三世
第11話 花とマクベスの丘
第12話 リア王は乱れる
著者等紹介
阿刀田高[アトウダタカシ]
1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、’78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。’79年『来訪者』で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、’95(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞
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感想・レビュー
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KAZOO
97
阿刀田さんのシェイクスピアの入門書です。今まであまり読んだことのない人などにこれから読む指針を与えてくれます。11の作品を解説して(当然4大悲劇も入っていますが)、読者の方はこの中から気に入った作品を読んでいけばいいのではないかと思われます。シェイクスピアについては福田訳、小田島訳などを読んでいますが、阿刀田さんにも訳してもらえないですかね(喜劇でいいので)。2015/06/15
esop
72
一行あけの多い小説は一般に稚拙な筆力の表明である/演劇は違う。情況を細かく変えながら色々な興味を観客の中に醸成していく/女心を揺るがすのは男の容姿でもなければ理屈でもない、ただ迫力あるのみ、、、/入門書は入門者にやさしいのは当然だが、原作よりも魅力的で原作者の気づいていないことも引き出してやらねばならない/悪はそれ自体、滅びへと向かう力を持っているのだから2024/08/12
takaC
66
ざっくりと言えば「シェイクスピア概要」。だいたいの関連事項が理解できる。2015/04/21
大阪魂
62
阿刀田さん入門シリーズ、シェイクスピア編!ヒトゴロシ・イロイロの語呂合わせでシェイクスピアがいつごろ活躍してはったか頭に入ったし、そのころの時代背景、薔薇戦争が終わってチューダー朝ができたころ、シェイクスピアはエリザベス女王に庇護されてたゆーのもよーわかった!そして超メジャーな作品、ハムレットとかロミジュリ、マクベス、リア王、オセロ、ベニスの商人、リチャード3世などなどのストーリーもわかりやすく簡単に説明してくれはってて、今はすっかりにわかシェイクスピアファンになってる気分(笑)小説と演劇はちゃうんやねー2023/07/29
(C17H26O4)
62
シェイクスピアって主だったもののあらすじは知っているはずなのに、たまに復習しないと忘れています(記憶力に問題あり?)。そんなわたしにこの本はぴったり。あらすじや名場面、名ゼリフの紹介はもちろん、阿刀田さんのツッコミや想像がとても面白いので楽しくおさらいできます。「多少の人死は悲劇のならわし、でも死にすぎるのは多少分別のたりぬしるし」とか「荒唐無稽と言いたくなるほどの不自然な出来事がしばしば起こる」とか揶揄したりしてて。シェイクスピアのなんでもありの面白さが分かる本です。入門書としておすすめです。2018/10/01