新潮文庫<br> だれかに似た人

新潮文庫
だれかに似た人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 348p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784101255095
  • NDC分類 913.6

内容説明

人生のさまざまな分岐点を、その都度どちらへ行くか決断しながら通過してきた男と女。湖畔で偶然出会った二人は、またもやある決断を迫られる…(「Y字路の街」)。おとなしい新妻は、しかし閨房に入るとかたくなに夫を拒んだ。彼女の精神外傷とは…?(「無邪気な女」)だれかに似ているが、だれとは特定できない男女の物語。短編の名手による精妙なトリック・ミステリー10編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

58
短編の名手にふさわしい小話集。特に個々は意味もなく、でも心やすらぐ 話が多かった。 2004/01/01

ロボット刑事K

15
ブラックでエロチックでホラーな短編集、まさに阿刀田さんの真骨頂。ですが初出昭和59年とあっては、表現や言葉遣いに時代を感じさせます。食餌制限、二六時中、周旋屋、ポーノグラフィ、この辺は今となっては死語でしょうか。阿刀田さんと言えば以前エッセイで「うちに死神が来たんで、こっちはアトウダ(後だ)、お前の行き先はムコウダ(向こうだ)、といって追い返したら、向田邦子の飛行機が落ちた。」なんて書いて大炎上したのを思い出しました。阿刀田さんらしい、ほのぼのとしたエピソードですね、ってどこがやねん!取り敢えず☆3つで。2022/09/16

annami

7
あり得ないけど、ありそうな話。すごく面白いと思ったわけではないが、気になる話、こわい話。海の蝶が印象的だった。2011/03/30

sasa

4
短いお話で構成されていて読みやすかった。ビデオの話。なんだかおもしろかった。2013/04/19

シューティングスター

3
初見なのに、なんか読んだことあるなぁ〜ってお話が多かったのはあとがきを見て納得。寝る前に一話ずつゆっくり読んでいこうと思ったのに、結局一気読みしてしまいましたσ^_^;娼婦やホステスなど水商売系は怪談と相性が良いんですね。2013/07/31

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