新潮文庫<br> 東京トホホ本舗

  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
東京トホホ本舗

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 198p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101254241
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

雨が降っては困惑し、犬が鳴いては困惑し、久米宏の髪型ヘンだわヘンだわといっては困惑し、原稿料が安いといっては困惑し…ともあれ何が何でも困っちゃう筋金入りトホホニスト・ハラダムネノリが積年の困惑状況を大公開。そんじょそこらのトホホとはトホホが違う。本家本元元祖開祖、豊富な品ぞろえを誇る老舗がおくる、玉子おしんこ味噌汁付き超特盛りスーパー脱力エッセイ。

目次

第1章 東京トホホ本舗店主前口上
第2章 苦手だからトホホなのか、トホホだから苦手なのか
第3章 昔は随分とトホホだった
第4章 人生、日々是トホホ也

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美登利

35
平成6年に刊行されたエッセイ。20年もたつのに、古さを感じさせない。いや、若い人には何のことだかさっぱりな内容なのでしょうけど。ほぼ同年代を過ごした身としては、懐かしいなと思うことばかり。改めて原田宗典さんの面白さを再確認する。それにしても、薬のこと(単純に風邪薬など)を書いていてそんな類いの物は苦手と、ありますがそれが昨年の事件と繋がるとは、想像も出来ないことであります。ここでも、お馬鹿な宗典少年と同様な妹マハさんも登場して、泣かせるものがあるなぁ~。しみじみ、黄昏てしまいました。2014/01/08

背番号10@せばてん。

26
1994年10月12日読了。作者は原田マハのお兄さん。1994/10/12

nao1

20
読みながら何度かウハハと笑った。なぜだか読み終わると中身をぜんぜん覚えてません。たたみかけるしつこめの文体は椎名誠と似てて、持っている哀愁の方向が違う感じ。90年代の当時、椎名誠は出る先からほとんど読んだのに、原田さんを一冊も読まなかったのは不思議。今読むとちょっと古い。原田マハさんのお兄さんだとは驚き。2016/07/09

五月雨みどり

8
以前、読書会で原田マハを推薦してる人に「お兄ちゃん」の話をしたら知らなかった。そうかあ今の人は知らないのか、昔爆笑エッセイ読んだなあ(本職は純文学作家・戯曲家)と思い出して、たまたま通りかかった古本屋に懐かしい文庫本を見つけたので買った。あの頃(25~30年くらい前)かなり笑った記憶があるが、こういう軽妙なエッセイは珍しかったからだろうか、今読んでもクスリともできない。彼に少なからず影響されて自分も抱腹絶倒ブログ(←自意識過剰w)書いたりしたが、今となっては幾分ずれているのかな。もの悲しくなった初冬の夜。2019/12/03

Humbaba

4
人には得手不得手がある。苦手なものは苦手として避けるというのもひとつの正しい手段だろう。しかし、生きていれば避けられないものもある。どうせうまくいかないのならば、それを一つの経験と割りきって、笑い話にしてしまえば良い。周囲が笑ってくれれば、まだ救われる部分はある。2013/09/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/551494
  • ご注意事項