感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
14
図書館本:再読。何故か一度読んだことのある本を又借りてきて読んでいる。事実を受け止めて、その事実を如何に伝えるか、様々な要素を俯瞰して、事実をどう伝えていくかについて、言及したエッセイ集。2021/03/06
Book Lover Mr.Garakuta
11
【図書館】【速読】【再読】:柳田邦男の考えは、面白いので、再読。2022/05/26
Book Lover Mr.Garakuta
8
小説と違って話が固いが、面白いですね。現代から未来へ向けての警鐘と提唱かも。2019/05/18
makimakimasa
5
実家の本棚から。ノンフィクション・ライターとしての立場から、70年代後半を中心に発表されたエッセイ集。題名からもっと硬派なジャーナリズム論かと思いきや、当時注目されていたノンフィクションやドキュメンタリー作品の紹介など、意外と読み易い内容だった。特にノンフィクションがベストセラーになる国・アメリカの作品が多く、その歴史的位置付けを含めた解説と所感が参考になった。事実の積み重ねでもって語らしめるノンフィクションの取材の進め方、ディテールまで記憶する観察眼と全体像を炙り出す構成力の重要性、そうした話も具体的。2015/10/16
yuji
3
日本のノンフィクションライターというのは労力のわりに実入りが少ない職業なのだろうなと想像した。しかし、伝えたい使命感があるこそ刹那的な新聞、雑誌の記者にとどまらず事実を追いかけるのだろう。広報されている事実をもとに構成される記事とじっくり話を聞いて書かれた記事は読んでわかるものとあり、その通りだ。取材者の先入観、社会的通年をもとにした記事は薄っぺらい。自分の仕事に照らすと業務課題の事実を客観的に分析し本質的な問題点を浮き彫りするには実務者自身が気が付かない真実を対話から引き出すことが重要でとても似ている。2022/08/27