新潮文庫
不肖・宮嶋ちょっと戦争ボケ〈上〉1989~1996

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  • サイズ 文庫判/ページ数 445p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101242330
  • NDC分類 070.4
  • Cコード C0195

内容説明

キャパに憧れた少年・宮嶋は、青雲の志とともに18歳で故郷を後にした。戦場初体験はルーマニア。チャウシェスク秘密警察部隊と国防軍の銃撃戦に遭遇し、無惨な射殺死体を至近距離で目撃した。ひたすら怖ろしかった…。それから10年、ボスニア、ルワンダ、ゴラン高原、コソボなどなど―銃声と硝煙を追い求め、血と涙と汗にまみれて、シブい写真を撮り続けた不肖・宮嶋の集大成。

目次

第1章 ルーマニアに銃弾を潜る―ブカレスト 一九八九(平成元)年十二月
第2章 機雷モ見エズ、雲モナク―ペルシャ湾 一九九一(平成三)年六月
第3章 ボスニア一人ぼっち―ボスニア・ヘルツェゴビナ 一九九四(平成六)年六月
第4章 仁義なき大陸―ルワンダ 一九九四(平成六)年九月~十月
第5章 ゴラン高原PKO野宿記―ゴラン高原 一九九六(平成八)年二月

著者等紹介

宮嶋茂樹[ミヤジマシゲキ]
1961(昭和36)年明石市生れ。日大芸術学部卒業後、「フライデー」を経てフリーに。「週刊文春」をはじめ、報道カメラマンとして活躍。’96(平成8)年に、東京拘置所の麻原彰晃の撮影に成功、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞受賞。また、フィリピン、ルーマニア、中東、コソボなどを取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ehirano1

70
著者の機動力に驚愕しました。この方、『思考停止』が全くないのです。恐れ入りました。そして、このスーパーカメラマンが撮るのは紛れもない『現実』でした。2019/10/13

キミ兄

2
実は再読。初回は面白おかしく読んだが、2度目になると現地の歴史や民族への理解の浅さが鼻に付く。時間つぶしの本。といいつつ下巻へ。☆。2018/08/06

チンズ

2
戦争の現場でも人の営みがあり、理不尽なことに満ち満ちている。紳士的に銃や兵器を扱える人はそうそういない。自分の裁量に余るものを手にしたときあたかも自分の力が強大になったと勘違いをしてオラオラ状態になる人の方がずっと多いと思った。2015/12/13

にやり2世

2
たかりぼったくりが異常なのか普通なのかわからなくなる。金子信雄のくだりが2回も出てきて何かうれしかった。2014/06/19

オーネ

2
何か読んだことあるなぁって思ったら、国境なき取材団の文庫本だった。一文ほしい…。2年前に読んだことを覚えていて、記憶力がまだそこまで衰えてないと安心。2012/07/16

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