新潮文庫<br> あなたがいる場所

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新潮文庫
あなたがいる場所

  • 沢木 耕太郎【著】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • 新潮社(2013/09発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101235196
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

イジメ。愛娘の事故。不幸の手紙――立ち尽くすほかない生が、ふと動き出す瞬間を生き生きと描く九つの物語。著者初の短編小説集。

ついてないな。そもそも高校に入ったときからついてない。バスに乗り遅れたナツミは停留所で小学校時代の友人と再会する。ぎこちない会話はやがて不幸の手紙へと――(「銃を撃つ」)。少しずつ少しずつ積み上げてきた生が、ふと直面する戸惑い、やりきれなさ、苦い思い。その儚くも愛しいミルフィーユのような断面を鮮やかに描き出す珠玉のナイン・ストーリーズ。著者初の短編小説集。

内容説明

ついてないな。そもそも高校に入ったときからついてない。バスに乗り遅れたナツミは停留所で小学校時代の友人と再会する。ぎこちない会話はやがて不幸の手紙へ―(「銃を撃つ」)。少しずつ少しずつ積み上げてきた生が、ふと直面する戸惑い、やりきれなさ、苦い思い。その儚くも愛しいミルフィーユのような断面を鮮やかに描き出す珠玉のナイン・ストーリーズ。著者初の短編小説集。

著者等紹介

沢木耕太郎[サワキコウタロウ]
1947(昭和22)年、東京生れ。横浜国大卒業。ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。’79年、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、’82年に『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、’85年に『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞を受賞。’86年から刊行が始まった『深夜特急』三部作では、’93年(平成5年)、JTB紀行文学賞を受賞した。’06年には『凍』で講談社ノンフィクション賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

519
個人的に苦手な子ども目線で短編集は幕を開ける。沢木さん、こんな優しい小説も書くんだ〜と思いつつ進むと、まず『天使のおやつ』でガツンとヤられる。人の死が多すぎるような気もするが、わたしは沢木さんは『深夜特急』しか知らないので、その辺の死生観から描いているのかも、と納得。後悔せずに生きていける人間なんていない。大事なのはそれをどうやって埋め合わせていけるか、なんだろうな。沢木さん初の小説集らしいが、まだまだ読んでいきたい。2021/05/30

じいじ

92
ノンフィクション作家の沢木さんが初めて挑んだ小説ということで、興味津々で手に取った。9話の語り手は、何処にでも居そうな平凡な人たちなのに、物語にグイグイ引き込まれてしまう。【迷子】は、小5のハニカミ屋の男の子の目線で描かれる。両親は離婚して母子家庭。僕は思い切って訊いてみた「どうして離婚したの?」と。「お父さんが噓をついたからよ」の母に、どんな嘘をついたのか、僕は質問できなかった。とても奥が深い話です。9話、辛い悲しい内容なのに後味の良い話。ユーモアのあるほっこりする話…など。沢木さんは小説も巧いです。2021/03/06

ふう

77
角田光代さんの本で知った作品。沢木氏が初めて書いた短編集です。あなたがいる場所…そこは思い描いていた場所とは少し違うかもしれない。誰かに認められるとか羨ましがられるとか、そんなこともない。でも、自分の心が選んでここにいよう、そこに行こうと決めた場所…。そんな静かで嘘のない生き方をする少女や少年そして大人たちに、あなたたちがそこにいてくれてよかった、と伝えたくなる作品でした。2017/05/02

シブ吉

71
9話の短編がまとめられた本書は、とても読み易く、アッという間に読了してしまいましたが、どれも余韻が残る作品でした。身の回りで起こり得る様な出来事の中で、一話一話の登場人物の苦しみや痛み、喜びの詰まったドラマを堪能、小説の世界に思わず引き込まれている自分がおりました。沢木耕太郎さんのノンフィクション以外の作品は初読みでしたが、それぞれの作品の「その後」が気になってしまいました、特に『自分の神様』が。巻末の角田光代さんの素晴らしい解説を読んで、余韻という名の種火が再燃し、また最初から読み返している始末です。2013/09/24

ケイ

60
九編の短編。さらっと読める。特に印象に残らないものもあったが、「迷子」と「クリスマスプレゼント」は良かった。迷子に思われる女の子が、母親を消してしまいたいのに、警察にはいけないとう気持ちが切ない。メリークリスマスの主人公、妻を先に亡くし、息子を別の意味でなくしながらも、やはり息子であると言う気持ちを年末に 噛み締める。罪が詳しく語られていないために、余韻が残り、そこがいい。2014/03/25

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