新潮文庫<br> レプリカたちの夜

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新潮文庫
レプリカたちの夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101216515
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

動物レプリカ工場に勤める往本がシロクマを目撃したのは、夜中の十二時すぎだった。絶滅したはずの本物か、産業スパイか。「シロクマを殺せ」と工場長に命じられた往本は、混沌と不条理の世界に迷い込む。卓越したユーモアと圧倒的筆力で描き出すデヴィッド・リンチ的世界観。選考会を騒然とさせた新潮ミステリー大賞受賞作。「わかりませんよ。何があってもおかしくはない世の中ですから」。

一條 次郎[イチジョウ ジロウ]
著・文・その他

内容説明

動物レプリカ工場に勤める往本がシロクマを目撃したのは、夜中の十二時すぎだった。絶滅したはずの本物か、産業スパイか。「シロクマを殺せ」と工場長に命じられた往本は、混沌と不条理の世界に迷い込む。卓越したユーモアと圧倒的筆力で描き出すデヴィッド・リンチ的世界観。選考会を騒然とさせた新潮ミステリー大賞受賞作。「わかりませんよ。何があってもおかしくはない世の中ですから」。

著者等紹介

一條次郎[イチジョウジロウ]
1974(昭和49)年生れ。山形大学人文学部卒業。2015(平成27)年、『レプリカたちの夜』で新潮ミステリー大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソルティ

364
めちゃくちゃ不条理。読みながら「壁/安部公房」「アリス殺し/小林泰三」を思い浮かべてたら解説に安部公房の名前。あと、四千頭身を連想。後藤くんの弱めなのに主張するツッコミ、ネタは結構不条理、都築と石橋が無法地帯みたいな。主人公往本が一応ツッコミ役だけど話の小ネタにツッコみ、大筋を否定しない、粒山とうみみずが話が通じるようで通じない。なんだか共通。シュールレアリスムってやつだ。「「レプリカっていうけど、なんなんだろうね。これふつうにわたしじゃん。ていうか、わたしはどっちなんだろう。どっちが本物のわたし?」」2020/12/01

うののささら

181
思いがけず哲学的な話だったな。ドッペルゲンガーが知らなことを行い、白昼夢のような出来事が次々起こる。曖昧な記憶と幻覚と妄想の不一致で意識は混乱していく。人間の知覚が世界を正しくとらえるのは不可能で意識が肉体と一体かもわかない。結局人間なんてレプリカとしてしか生きられない。すべては予定調和に出来ていて記憶なんてあてにならない。なんか独特なワールドに引き込まれて楽しく読めました。2020/09/16

ナイスネイチャ

122
ものすごい世界観。自我とは?レプリカが存在する世界で不可解な物語。もちろんミステリーではなく、ジャンルとしても不可解。人生観を語っているのか?もっと壮大な人類学を語っているのか?考える程答えはでないような作品。2019/04/27

おくちゃん🌸柳緑花紅

121
奇想天外!五里霧中!曖昧模糊!摩訶不思議!そして時々抱腹絶倒!頭の中は「どういうこと?」でいっぱい。どういうこと?どういうこと?どういうこと?もしかしたら、そういうこと?ツボは「なにジル人?」強烈キャラは「ナシエ」ぷりんぷりん音頭は怖くて踊れない。新感覚読書だった。あっ!勝手に踊りだしそうだぷりんぷりん音頭。きゃー。【新潮文庫の100冊2020】2020/11/26

つーこ

111
裏表紙の紹介文(これって何て名前なの?)や表紙の装画、『シロクマを目撃したのは、夜中の12時すぎだった』というとんでもなく面白い書き出しによって私の期待は最大限に広がった。ひらがなを多く用いていたり多くを説明しない感じが、星新一のような伊坂幸太郎のような不思議ちゃんSFファンタジーなのかな?と思ったが、デヴィッド・リンチ的なグロさもあり、なかなかどうして結構ヘビーな内容だった。いいんです。理解とか、そういうのは。この手の本は世界観を楽しめれば、それで。ギリギリ、好きな部類。2019/05/22

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