新潮文庫<br> 恋愛小説

新潮文庫
恋愛小説

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  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101208060
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

靴屋で働いていた11歳年下の男との恋。/ある日突然、姿を消した夫への想い。/異国の地で孤独に震える私を救ってくれたのは。/次第にすれ違いはじめてゆく、4年目の同棲生活。/彼のNYへの転勤がふたりの転機となって。/あなたは新しい秘密に胸を高鳴らせ、甘美な愛で長き夜を静かに満たした―。人気女性作家が熟成させた、心と身体にしみわたる5色のヴィンテージ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

442
この夏、書店でタイトルと作家名だけで即買いしたアンソロジー。刺さらなかったなぁ。そもそも半分くらいは既読(内容ほとんど忘れてたからいいんだが)だったし。そしてこのレビューを書いた途端にまた忘れてしまうと思う。アンソロってそういうところない?2023/12/20

りゅう☆

100
年下の彼と息子への埒もないぐるぐる思考の恋する女の思いに新鮮さと共感持てた川上弘美さん、忘れたくても忘れられない突然消えた夫への思いが切ない小池真理子さん、親友の死んだ夫の存在を感じる気配に包まれる歓喜または悲しみの感触に複雑さを拭えない篠田節子さん、この同棲も潮時?すれ違いで結婚へと進めずにいるも「アンバランス」の差が縮まりそうな感じがいい乃南アサさん、NYへ転勤する彼との関係に悩むも、おじいちゃんとのウィスキーの素敵な思い出により角度を変えて見えてきた先に光が差し込む感じが好印象のよしもとばななさん→2016/05/24

びす男

78
豪華な5人による恋愛小説集。面白かった。やっぱり、いい作家さんは五感を大事にしている。電話越しで微かに聴こえる吐息、長い葡萄の名前、ウイスキーボンボンの味…。人間は感覚から、どうしようもなく記憶が引き出されることをよく描いていると思う。それぞれ筋や距離感は異なるが、いずれも楽しく読める、ちょっとだけ大人な恋愛小説だった。2017/09/18

dorebook

32
成程、そういう事か。サントリーとのコラボレーション作だったから、5編の作品すべてにウィスキーやワインのお酒との絡みが上品に散りばめられていたんだね。それを考えたなら、やはり大切に酒を嗜む事、そして多角的に視る必然性を教えてくれた「アーティチョーク/よしもとばなな」の余韻に、熟成した人間関係や恋愛の仕方をしたいと思った。そしてとてつもなく切ない「夏の吐息/小池真理子」、長すぎた春にすれ違う男女の「アンバランス/乃南アサ」が好み。大人の恋愛小説でした。2021/04/18

ピロ麻呂

18
川上弘美さん、小池真理子さんの作品は読了済でした。それ以外もなかなかいい作品。とくに最後のよしもとばなな「アーティチョーク」は心温まるいい話(^_^)2015/07/15

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