新潮文庫
たくましく育ってほしい

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101198156
  • NDC分類 480.87
  • Cコード C0172

内容説明

生れた子の半数以上は死ぬのが当り前という大自然の中、どの動物の子も一生懸命に生きて大きくなります。寄り添う親も一生懸命、別れまでの短い時を手あつい世話に明け暮れます。便利さを追求するあまりすっかり野性を失ってしまったヒトが、もう一度自然を考えるために、いえ、とにかく見て下さい、この睦まじい姿を、可愛い目を。自然は厳しくて、でも温かいのです。

目次

タテゴトアザラシ
オウサマペンギン
アカカンガルー
アフリカゾウ
チーター
アホウドリ
ハンドウイルカ
ロックハイラックス
アナウサギ
アデリーペンギン〔ほか〕

著者等紹介

岩合光昭[イワゴウミツアキ]
1950(昭和25)年、東京生れ。1年のうちのほとんどを大自然のなかに身を置き、世界の野生動物を撮り続けている

岩合日出子[イワゴウヒデコ]
横浜市生れ。逗子育ち。1975(昭和50)年に動物写真家の岩合光昭と結婚する。’77年長女薫誕生。’82年~’84年タンザニアのセレンゲティ国立公園に滞在、’86年~’89年にかけてはオーストラリア全土を一家で走破した。現在は山梨県小淵沢町在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

112
動物の親と子を撮った写真集。素晴らしい内容で、個々の写真を見ていると、命の輝き、命の愛おしさ、命の重みが痛いほど伝わってくる。お母さんに甘える赤ちゃんはかわいいし、子供を守ろうとするお母さんには威厳があった。こういう写真集を見ていると、どんな命も平等だし、大切にしなければならないと言う気になる。子供たちにも見てほしい写真集だ。2015/08/05

yumiha

6
「生物界とは膨大な死をもって極少の生を支える世界なのだ」という解説の荒俣宏のコトバに深く頷く。ダーウィンおじいちゃんは、生命の死を幸福と説明し、その最高は誰かに食べられることだそうだ。この本にも、食べる側や食べられる側の可愛い子ども写真で埋め尽くされていた。2012/07/31

candleberry

3
おねむのチーターが、最高☆2008/07/09

yuzi

0
動物写真家・岩合光昭さんの写真とご夫人・日出子さんの文章でなりたっているエッセイ集。「親子」を改題した本作らしく、26種の動物の子や親子の写真4~5枚に文章を添える形。解説はなんと荒俣宏さん。どういう組み合わせ!?って感じですが、あとがき読むと荒俣節。なるほど。赤ちゃんってどの動物でも本当にかわいらしい。癒し。文章では現実的な問題も紹介され考えさせられる。2022/03/31

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