新潮文庫<br> 高村光太郎詩集 (改版)

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新潮文庫
高村光太郎詩集 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101196015
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0192

出版社内容情報

処女詩集「道程」から愛の詩編「智恵子抄」を経て、晩年の「典型」に至る全詩業から精選された百余編は、壮麗な生と愛の讃歌である。

内容説明

大正三年に刊行された処女詩集『道程』から、万人の胸に感動を伴って響く愛の詩編『智恵子抄』を経て、晩年の岩手山麓にうたう『典型』まで、光太郎の全生涯にわたる詩業から百余編を収録する。近代的人間形成という課題をになって出発した光太郎が、その昏迷と焦躁を打ち破り、厳しい自己凝視の中に築いた内的世界の充溢がほとばしる、壮麗な生と愛の讃歌である。

目次

「道程」、その他(失はれたるモナ・リザ;生けるもの ほか)
「猛獣篇」、その他(清廉;白熊 ほか)
「大いなる日に」「記録」、その他「をぢさんの詩」(地理の書;へんな貧 ほか)
「智恵子抄」(郊外の人に;冬の朝のめざめ ほか)
「典型」、その他(雪白く積めり;「ブランデンブルグ」 ほか)

著者等紹介

高村光太郎[タカムラコウタロウ]
1883‐1956。上野公園の西郷隆盛像で知られる木彫家光雲の長男として東京に生れる。東京美術学校で彫刻、洋画を学ぶ。1906(明治39)年、欧米留学。パリでは美術・彫刻の他、ヴェルレーヌ、ボードレールらの詩を学んだ。帰国後、気鋭の美術評論、評伝、エッセイを次々と発表して注目された。’14(大正3)年、処女詩集『道程』で芸術院賞を受賞。’41(昭和16)年、『智恵子抄』を刊行。’50年、『典型』で読売文学賞を受賞。他に『ロダン』『造形美論』『暗愚小伝』など著書多数。享年73
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

125
高村光太郎の詩は武骨でごつごつしているものが多い。有名な『智恵子抄』のように抒情的で繊細な詩もあるが、全体として自分の内面をそのまま差し出して恥じない勇気と力強さを感じさせる詩を多く書いている。彼は詩人らしく、とにかく自分らしく生きることを第一にした人で、それが詩にも表れている点に惹かれた。第二次世界大戦中に戦意高揚の詩を書いてしまい、それを恥じてもう一度自分の生き方を見直そうとした頃の詩が一番好きで、心に響いた。→2016/02/20

青蓮

89
智恵子抄につづいて2冊目。「道程」「猛獣篇」「大いなる日に」「記録」「をぢさんの詩」「智恵子抄」「典型」その他、百余編を収録。時に鋭く厳しい視線で、ある時は優しく慈愛に満ちた眼差しで言葉を描く。紡ぎ出す幾つもの言葉で世界を彫刻した詩は飾らない美しさで鋭利にこの胸に突き刺さる。「智恵子抄」に連なる詩は何度読んでも深い感動を覚える。人を愛するとはどのような事なのかを教えてくれるよう。愛する人が死去しても尚、その存在を感じ、薄れぬ彼の人の記憶を抱き締めて。「そういふ友」「手紙に添へて」「新緑の頃」がお気に入り。2019/03/23

18
冬の厳しさを感じた、綺麗で硬質な言葉たちでした。愛に溢れた智恵子抄もとても好きでした。2014/10/10

有沢翔治@文芸同人誌配布中

9
 『智恵子抄』の「レモン哀歌」など、有名な詩を多く残した高村光太郎。彼は欧米に留学し、ボードレールやヴェルレーヌなどの詩を学んだ。帰国後、処女詩集「道程」を発表。  また、父は有名な彫刻家の高村光雲で、その影響からか彫刻にも興味を持っている。その証拠にロダンを詠んだ詩や評伝も書いている。http://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51508510.html2019/11/03

SIGERU

7
高村光太郎は「腕力の人」。作風に志賀直哉と通底するものがある。人相が似ているせいかな。そして光太郎といえば、余りにも有名な『道程』と『智恵子抄』につきるわけだが、今回精読してもやはりそう感じた。とはいえ、詩集『道程』に収められた、例えば『冬が来た』などは端的で鋭い。「わが詩の稜角いまだ成らず」と晩年に歎じた彼だが、冬の詩などは立派に稜角があると私などは思うのだが。そして『智恵子抄』はやはりいい。絶唱だ。今回『猛獣編』が面白く読め、収穫だった。2016/08/14

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