新潮文庫<br> 向田邦子の恋文

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向田邦子の恋文

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  • サイズ 文庫判/ページ数 176p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101190419
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

脚本家への道を歩みはじめ、徹夜続きで仕事に打ち込む姉・邦子を慈しみ支えた一人の男性がいた。一途で切ない、秘密の恋だった―。邦子が急逝して二十年、妹・和子は遺品の中から、亡き二人が四十年近く前に送りあった手紙をみつける。遺された文面から今なお香り立つ想いが、遠い日をよみがえらせ、妹は姉にそっと語りかけ始める…。幾つもの想いが響き合う、姉と妹の「最後の本」。

目次

第1部 手紙と日記
第2部 姉の“秘め事”(帰ることのない部屋で;遺品の整理;茶封筒のなかの“秘め事”;『父の詫び状』へのお詫び;故郷もどきへの“嫁入り”;『ままや』の暖簾をたたむ;私の知らない姉;N氏との出逢い;父のよそ見;母の率直な思い ほか)

著者等紹介

向田和子[ムコウダカズコ]
1938(昭和13)年東京生れ。実践女子短期大学卒業後、会社勤めや喫茶店経営を経て、’78年邦子とともに、東京赤坂で惣菜・酒の店「ままや」を開き、’98(平成10)年3月の閉店まで二十年間きりもりする
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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