内容説明
週に一度、落語家から大学講師に姿を変え、お客ならぬ学生たちを相手に教壇に立つ桂文珍センセイの抱腹絶倒面白講義録の第二弾。芸能界の裏話から映画の話にリクルート問題まで、ギャグを交えた講義で爆笑しているうちに落語の本質も歴史も学べてしまう。落語的な物の見方を知れば、世の中百倍面白くなることうけあい。講義を聴けないあなたももう安心、座右に必携お買い得の一冊。
目次
1講 豊かな時代でも、人の心だけは手に入らない
2講 “追っ掛け人生”よさようなら
3講 笑いはゆとりから生まれる
4講 実利か権威か大阪気質と東京気質
5講 映画のなかに青春があった
6講 明治初期の落語事情
7講 “すねる”は国民の敵や
8講 「見えてるようで、見えてない」人が受ける
9講 国際化時代落語は生き残れるか
10講 何をもって人生を豊かにするか