新潮文庫<br> ローマ人の物語〈21〉危機と克服〈上〉

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新潮文庫
ローマ人の物語〈21〉危機と克服〈上〉

  • 塩野 七生【著】
  • 価格 ¥539(本体¥490)
  • 新潮社(2005/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 204p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101181714
  • NDC分類 232
  • Cコード C0122

内容説明

失政を重ね帝国に混乱をもたらしたネロが自死した翌年(紀元69年)、ローマには三人の皇帝が現れては消えた。ガルバ、オトー、そしてヴィテリウス。初代皇帝アウグストゥスの血統ではない彼らに帝国の命運が託されたが、傲岸、生硬、怠惰という各人の性格に由来する統治力のなさが露呈、いずれも短期間で破滅した。さらにその間、軍団同士が争う内戦状態に突入し、帝政始まって以来の危機的状況に陥る。果たしてローマ人はこれをいかに乗り越えたのか。

目次

第1章 皇帝ガルバ(在位、紀元六八年六月十八日‐六九年一月十五日)(ネロの死が、ローマ人に突きつけた問題;人心掌握の策;協力者人事;ヴィテリウス、皇帝に名乗りをあげる;ガルバ殺害)
第2章 皇帝オトー(在位、紀元六九年一月十五日‐四月十五日)(人間オトー;「ライン軍団」対「ドナウ軍団」;武力衝突に向けて;大河ポー;「第一次ベドリアクム戦」;オトー自死)
第3章 皇帝ヴィテリウス(在位、紀元六九年四月十六日‐十二月二十日)(敗者の処遇;シリア総督ムキアヌス;エジプト長官アレクサンドロス ほか)

著者等紹介

塩野七生[シオノナナミ]
1937年7月7日、東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。92年より、ローマ帝国興亡の一千年を描く「ローマ人の物語」にとりくむ。93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労賞を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

391
第5代皇帝ネロの自殺後、神君アウグストゥスに始まったローマ帝国は危機に瀕することになる。「すんでのところで帝国最後の1年になるところだった」(タキトゥス)紀元69年。この年だけで相次いで3人の皇帝が立つことになった。皇帝ガルバ(前年からの在位7か月)、皇帝オトー(在位3か月)、皇帝ヴィテリウス(在位8か月)といずれも短命である。ガルバとヴィテリウスは惨殺され、オトーは自死で終わっている。いずれも皇帝としての器量がなかったということか。オトーにはチャンスがなくもなかったのであるが、彼はいとも潔く⇒2020/08/18

レアル

114
この巻は少し中だるみの巻かな。。魅力のない皇帝3人の物語。ネロの失政で帝国内は内乱状態の中、ガルバ、オトー、ヴィテリウスと短期間に次々と登場しては変わっていく、ローマの危機。そしてそれらに対して何の危機感を持たないローマ市民。今の日本と良く似ている。。2014/01/21

ハイク

107
わずか1年の内に三人の皇帝の死となった。歴史家タキトゥスは「すんでのことで帝国の最後の1年になるところだった」と記しているとおり、無能な三人の皇帝のローマ帝国であった。最初の皇帝はガルバで、その後はオトーそして三人目はヴェテリウスであった。いずれも属州等の軍団出身であり、国家を運営する器でなかったのである。多くの配下の人材を如何に活用するかの能力が極端に欠けていたのである。広大な帝国を運営するには、部下の参謀なり組織を統率する 能力がなかったのであった。よくもローマ帝国は滅亡せず、その後も継続したものだ 2018/10/30

ehirano1

96
これはキツイ!1年間で3人の皇帝が交代するなんて。不振のプロサッカークラブじゃないんだから!2018/04/07

ケイ

84
属州の総督であったガルバがまず元老院の承認も得て皇位を継ぐためローマに向かう。ネロは絶望して自殺するが、ガルバが数ヶ月後に到着した時はすでに風向きは変わっており、ガルバは暗殺される。それを受けてオトーが帝位につくが、ガルバに対して蜂起したヴィテリウスの軍勢はゲルマニア軍団を率いてローマへの行軍を続け、オトーとドナウ軍団と戦うが、緒戦に於いてオトー側が負け、オトーは自殺。ヴィテリウスが皇帝となるも、シリア属州でユダヤ戦争の指揮を執る将軍ウェスパシアヌスが皇帝に名乗りをあげる。1年で3人の皇帝の交代。2014/11/06

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