新潮文庫<br> 神鷲(ガルーダ)商人〈上〉

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新潮文庫
神鷲(ガルーダ)商人〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 415p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784101178103
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

昭和33年、総額803億円にのぼる日本の対インドネシア賠償協定が調印された。その翌年、日本を訪れたインドネシア独立の英雄スカルノは、内幸町のナイトクラブ「マヌエラ」で19歳の歌手・根岸直美を見初める。戦後賠償をインドネシアの独立興国に賭けるスカルノと、女を利用しても賠償貿易を有利にと企む日本商社の思惑が、彼女の、そして両国の運命を揺さぶって行く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おとん707

2
今週インドネシアを訪れる予定があるので第二次大戦後のインドネシア独立と日本の戦後賠償を巡る日本商社の駆け引き、それに纏わる人々の活躍と葛藤を描いた本書を久しぶりに再読した。小説とはいえ史実を踏まえているのでインドネシアの戦後史の側面もある。特に中心をなすスカルノ大統領第三夫人ディアの存在感は圧倒的だ。読者はすぐに、このディア夫人こそ今やテレビの人気者になっているデビ夫人その人だと気付く。一部の登場人物は仮名になっているものの、多くの実在の人や会社がそのまま実名で登場するので物語の臨場感は圧倒的だ。2019/07/14

taro07

0
日本戦後の賠償を利用したビジネス すごいビジネスモデルだなと思った2015/07/06

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