新潮文庫<br> この土の器をも - 道ありき第2部(結婚編) (改版)

個数:
電子版価格
¥385
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
この土の器をも - 道ありき第2部(結婚編) (改版)

  • 三浦綾子
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2003/04発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 10pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月28日 07時18分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101162041
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

84
長い闘病生活を経て、結婚してからの生活が描かれます。小さな家で愛と信仰を守る日々は主婦目線であり、その生活があたたかいのだろうなと思わされます。仲睦まじく、理想的な夫婦中には敬虔な気持ちにすらなりました。著者は三浦がいるからこそ「三浦綾子」になりえたのだと感じます。信仰がお互いの生活を穏やかにし、愛すること、信じることの大切さを痛感しました。2人の結婚生活は許し、寛容、忍耐、時に相手を厳しく戒める強さがあってとても素敵です。素敵で理想的な関係の夫婦生活が心にスッと入ってきました。2016/06/04

molysk

71
長い療養生活を経て、結婚した綾子と光世。真の夫婦となるためには、一生の努力が必要である。贈られた言葉を胸に、二人の日々が始まる。繰り返し襲う病魔、雑貨屋を営む多忙な生活の中でも、悩み惑える人に救いを伝えようとする。二人にとって、家庭を築くとは、ただ愛と信仰を積み重ねることであった。やがて、「氷点」が懸賞小説に入選したと聞いた光世は、こう語った。神は、わたしたちが偉いから使ってくださるのではないのだよ。吾々は土から作られた、土の器に過ぎない。この土の器をも、神が用いようとし給う時は、必ず用いてくださる。2022/02/23

雪月花

62
「道ありき」の続編。三浦氏と結婚してから「氷点」を書き上げるまでの経緯が綴られている。13年間も寝たきりで闘病していたとは思えない活力で突き進む綾子さんを優しく包み込み、時に無鉄砲な行動に出る綾子さんを愛と信仰をもって制御する三浦氏。綾子さんが開いた雑貨店の近くに新しい雑貨店ができた際にも、その新しいお店の成功を願い客を譲ろうと提案したり、「氷点」が一千万円懸賞小説第一位に入選した際もその懸賞金を神と人のために使おうと提案する三浦氏はまさしく聖人。山あり谷ありの結婚生活だが、やはり全てに神の導きを感じた。2022/06/22

ach¡

44
結婚生活とは、夫婦の在り方とは、心地よい綾子節が炸裂。毎度のことながらお二人の睦まじい姿や理想を超える夫婦像に、敬虔な気持ちが起こる。改めて、光世さんあっての作家『三浦綾子』なのだと、しみじみと感じ入る内容。光世氏の神がかった人柄もさることながら、綾子さんの妻としての素直さも並大抵ではない。世俗の垢にまみれ、薄汚れた精神しか持たぬ自身を恥じつつ、私もまっすぐ真実に生きたいと思う、信仰を求める気持ちが働くのも事実。彼女の作品(キリスト教の考え方)に好ましさを覚える時点で、何か救いを求めているのかもしれない。2015/08/03

piro

39
『道ありき』に続く三浦綾子さんの自伝第二弾。光世さんとの結婚から名作『氷点』が朝日新聞の懸賞小説で一位入選するまでの「結婚編」。何と言っても光世さんの優しさ、深い愛情に心打たれます。解説で「童話的」とまで評されるお二人の、潔癖なまでの正直さ、優しさの根源は光世さんにあるのだなぁと感じ入りました。病弱なお二人にとって互いの健康不安はありつつも、生活は愛情と信頼感に満ちていたのだと思います。だからこそ多くの人々が集まり、支えてくれたのでしょう。背筋をピシッと伸ばし真っ当に生きなければ、と自省する一冊。2024/02/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/549549
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。