新潮文庫<br> 剣客商売 〈1〉

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新潮文庫
剣客商売 〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101156231
  • NDC分類 913.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

酔拳2

44
面白かった。読んでてワクワクドキドキしたよ。鬼平の場合、敵は当たり前だけど盗賊だが、剣客商売は敵の姿が分からず、探っていく感じがまたいい。剣なんて役に立たない天下泰平な世の中をさらりと渡る老獪な小兵衛。剣一筋の若き大治郎。この父子鷹のこれからが楽しみ。田沼意次も出てるよ!2016/11/01

けやき

39
【再読】睡眠の前に読む本として選ぶ。やはり面白い。まず1話の「女武芸者」で佐々木三冬が颯爽と登場して物語に引き込まれる。「まゆ墨の金ちゃん」では息子・大治郎を心配する秋山小兵衛の姿が面白い。「御老中毒殺」では一橋治済が不気味。2023/11/22

まめこ

25
★★★★★ほんわかしたくて秋山親子を訪れる。知る人ぞ知る先の時代の大剣客、小兵衛。今は40も年下のおはるちゃんの膝枕で楽隠居の身、なのだが。「女武芸者」では孫といってもいい若い娘に惚れられ、「まゆ墨の金ちゃん」では剣客半人前の息子大治郎に気をもみ、「御老中毒殺」では今をときめく田沼老中の権力騒動に首を突っこ…いやいや巻き込まれたりなかなか忙しい。凸凹親子の活躍が楽しみで仕方ない~!2022/08/28

やっさん

12
『鬼平犯科帳』未完の24巻を読破して、鬼平ロス、池波ロスになってすぐ『剣客商売』へ以降。ところどころで父・小兵衛のほうが息子大治郎より、若い妻おはるより長生きする記述があり物寂しさを感じさせるのよね。コンプリート後、『真田太平記』に移るも、なぜかつっかえちゃってる。

出世八五郎

10
【シリーズ全巻分のレビュー】池波さんのシリーズ代表作の1つなんだけど、それぞれ味わいが違います。鬼兵が悪党に対する理解を描き成敗する。仕掛け人が暗さの中にある渡世を描くなら、本作はお天道様の下で堂々と生きるスーパー老爺の生活に事件が忍び込み、剣の腕で解決するというものになりますか・・・だから、それぞれ味わいが違うのですが、鬼兵が味わい深いスープを提供するラーメンなら仕掛け人は濃い味の味噌ラーメンで剣客は醤油ラーメンと言ったらいいかなぁ・・・※新装版より旧版の表紙の方がかっこええす。

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