新潮文庫<br> 城塞 〈上巻〉 (改版)

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新潮文庫
城塞 〈上巻〉 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 608p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101152202
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

192
大阪城攻防戦は小さい頃、どきどきしながら、読んでいた。もちろん家康は悪者で真田雪村は英雄だった。だが、今になって思うと当たり前の戦いだったのかもしれない。大阪城のはかない運命を飽きさせることなく描いてくれている。2010/07/31

レアル

136
今年は大坂冬の陣400年ということで読んだ(ちなみに来年は夏の陣400年)。この本は、大坂城を舞台にした大坂冬の陣、夏の陣を描いた作品。関ヶ原の戦いで三成に勝った家康は天下の野望を実現すべき、豊臣家に対して策謀をめぐらす。太閤亡き後、大坂城は女の城であった。公卿のように育てられた秀頼は飾り物で実権は全て淀殿が握っていた。上巻から圧倒的な差を見せつける家康。まるで赤子の手をひねるよう。。そして人間の心理描写の素晴らしさ。司馬遼太郎さんの作品はやはり良い!2014/01/13

とん大西

128
司馬作品を読むたびにレビューに書いてますが、身体に溶け込んでくるような滑らかな文体は、やはり心地好いのです。…で、大坂冬の陣・夏の陣。滅びゆく豊臣家を描いた本作は徳川の間諜として大坂城に潜入した小幡勘兵衛の視点を軸に家康、淀殿、秀頼らの濃厚な群像劇となっていて…やはり面白い!今更ながら豊臣家滅亡の必然を感じ入ります。秀吉亡きあとの大坂城を栄誉の脱け殻と表現するあたり言い得て妙で…。淀殿が君臨するは世間から孤立した巨大な脱け殻。家康の策謀に成す術のない脱け殻の住人達。緩やかな滅びの悲劇に心奪われます。2019/06/15

金吾

102
○東西の画策が書かれています。やはり大阪方は淀君という愚かな権力者を賢いと思い込んでいるさかしらかつ感情的な女性たちが固めている状態なので戦略的視点は全然ないと感じました。関東方はあまりにも陰湿に感じますが、大阪出身の司馬さんらしい視点かなと感じます。また片桐且元の悲惨さはかなり印象的です。物語として面白い作品です。2022/01/01

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

96
関ヶ原の合戦後、秀吉亡き後の豊臣家の滅亡を描く。カリスマ的創業者(秀吉)、それを助ける有能な補佐役(秀長)が亡くなった後の有名企業の没落を見ているようである。最前線に立つ有能な部下(真田幸村ら)はたくさんいるのに、後継ぎのお坊ちゃんは世間知らず、残った首脳陣が無能ではこうもあっさりと崩れるのか。現代社会も同じだな。それにしても、この本を読むとほんと徳川家康って嫌な奴と感じてしまう。史実に基づくとはいえ、司馬さんやりすぎた?家康嫌いが多くなったのはこの本のせいか?(笑)★★★★

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