新潮文庫<br> 関ヶ原〈中〉 (改版)

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新潮文庫
関ヶ原〈中〉 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 544p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101152134
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

秀吉の死後、天下は騒然となった。太閤の最信任を獲得した能吏三成は主君の遺命をひたすら堅守したが、加藤清正、福島正則ら戦場一途の武将たちは三成を憎んで追放せんとする。周到な謀略によって豊家乗っ取りにかかった家康は、次々と反三成派を篭絡しつつ、上杉景勝討伐の途上、野州小山の軍議において、秀頼の命を奉ずる諸将を、一挙に徳川家の私兵へと転換させてしまう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

498
この巻の主役はまぎれもなく家康だ。後半では会津に向かうものの、もはや彼がどこにいようと、そこが時代の中枢であった。物語として最も面白かったのは、小山での評定を巡る駆け引きの場面だろう。それはまさに関ケ原の前哨戦であり、決戦以前に、こここそが家康にとっての正念場だったのである。そして、それはそこに参集した諸将たちにとっても。関ケ原ではさしたる戦功を立てることもなかった山内一豊が土佐24万石の大名になる一方で、家康に早々と帰順を表明していた福島正則や加藤清正は後に冷遇され、やがて改易となってしまうのだから。2017/04/10

mura_海竜

158
諸戦が始まる。家康は大阪から江戸に、三成は佐和山から大阪へ。大阪から家康に送られる情勢を知らせる裏切りを帯びた数々の「密書」。「豊臣家傘下の諸将の大半は、元々信長の家来衆。豊臣は利欲でついてきているだけ。義はない。」家康は矛先を上州から西方へ。東西、名だたる諸将の戦までの物語がある。長曾我部家、毛利家、真田家、山内一豊、堀尾家、黒田如水。皆見据えているのは「どちらが勝つのかということ」。次巻へ。2019/08/10

ゲンキ

150
中巻は、家康が会津の上杉景勝討伐に出発してからの石田三成の大坂、京都での話と、家康が下野小山に着いてからの軍議の話がメインでした。その話の中で、司馬遼太郎さんは、毛利、島津、宇喜多、大谷、小早川 、真田、堀尾、山内等の人物評を有名なエピソードを織り混ぜながら書かれていて、感動します。特に、ガラシャの自害の話や石田三成と大谷吉継の友情の話は、何回読んでも泣けてきます😢ほとんどの大名は、小山の軍議で利になびき家康側に就くが、大谷吉継のように負けると分かっていても義を重んじた人間を、私は大好きです😢2020/01/17

yoshida

150
中巻は小山評定までを描く。直江状により上杉家は徳川家を挑発。家康は豊家の名において、上杉征伐に出征。与力大名達は小山評定での福島正則の発言により、殆どが家康に付く。自家存続に必死な大名達。読んでいると、徳川家康と本多正信の老練さに対し、豊家は対抗する譜代大名がいない哀しさを実感する。東海道を守る為の子飼の大名達も全て徳川に付く。小身ながらも一人で気を吐いたのが石田三成と言えよう。一人でも石田三成のような子飼の大名がいた事が、豊家のせめてもの慰めか。島左近は変わらず格好良い。次巻で完結。そして映画を観よう。2017/07/30

yoshida

135
三成は豊臣の旗と秀頼を奉じる限り、豊臣恩顧の諸将は西軍に味方すべきと考える。 理想ではあるが、自身のへいくわい癖による誤解もあり理想は崩れる。何より大名家は自家の存続のため、勝ち馬に乗る必要がある。実力を持つ家康に内通、加担が増える。

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