新潮文庫<br> 御家人斬九郎

新潮文庫
御家人斬九郎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 387p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101150277
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sat

36
貧乏御家人の斬九郎は、美食家で大食いの79歳の麻佐女さまを養う為、内職(かたてわざ)をする。当時のドラマを好きで観ていました。DVDでないかなぁ…。神業のような斬九郎と、化物のような麻佐女さまの掛け合いが面白い。 「くそ婆ぁ!」「たわけ者!」2017/01/05

酔拳2

34
かれこれ20年位前に主演渡辺謙でドラマ化されてた本作。柴田錬三郎先生作。ドラマより、斬九郎の無頼ぶりが強め。奉行所与力伝三郎も岡っ引き佐治も逞しい。辰巳芸者の蔦吉とはくっつきそうでくっつかないのがドラマに対し、本作では完全にデキてた。と、若干の違いはあるものの、とても面白かった。時代考証はしっかりしてるんだろうけど、鬼平みたいにきっちり現実的な運びでなく、奇想天外な話、というかロマンある話なのがまたいいね。斬九郎の剣技の凄さは道場で修行したものでなく、天賦の才らしい。そんなんありかよー!2021/02/12

HiroNuma7

20
テレビ版を思い出しながら読了。時代小説特有の文体や、時代背景の知識が疎いため、読むのに時間がかかりました。主人公は、徳川一族の末裔ですが、御家人の中でも最下級で食べてゆくために「かたてわざ」といわれる表沙汰に出来ない罪人の介錯を行っています。荒々しい性格ですが、兄貴分肌で腕も立つため他にも色々な仕事が舞い込んできます。主人公以外の人物も魅力的で、特に人一倍食いしん坊な母親との掛け合いは、見どころの一つだと思います。テレビ版との人物の設定が異なっていて楽しめましたが、私はテレビ版のほうが好きかな。2016/09/15

ホシナーたかはし

14
私がアニヲタの頃、アニメ以外で初めて興味を持ったドラマ版、斬九の旦那(渡辺謙さん)とつた吉姐さん(若村真由美さん)に心底惚れ、最近見つけてようやく読んだ時代小説。剣道経験者の私は、斬九の旦那の構えや殺陣の理由が解らず、本作を読んで納得。小説版もドラマ版も、艶っぽくて良いです。2015/08/29

姉勤

14
役者の色気に当てられて、キャストはドラマのまま読み進んだ。1冊分とは短すぎる。そして蔦吉ちょい役過ぎ。DVD化の折りは、最終回の Queenの The show must go on は絶対条件!...と書評じゃなくなってる。2012/02/27

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