感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
166
キタモリオの作品「プクプク」になってしまった主人公。船に乗って、難破して、キタモリオに出会う。ありがちな物語だが、嫌みがない。登場人物に親しみが持てるためだろう。仕事の帰りの疲れた時に、読むとよい本。行きに読むと、そのまま冒険にでかけたくなるかもしれないので危険。2014/01/14
ミュポトワ@猫mode
65
北杜夫先生が贈る児童書。俺は小学生の時に買って読んだ以来、久しぶりに読んだ。確かこの本で読書感想文も書いた記憶があるが、どんな内容を書いたかもう覚えていない。でも、これは小学生じゃ楽しめるが、よくわからないんじゃないかな?一応、分類的には児童書だけど、小学生に「回教徒」って言ってもわからないだろうなぁって思う。大人になった俺は知識がそれなりに着いたから、この本のようやく読めるようになったが。ってそういうことか!児童のころと大人になってから、2回に分けて読んで深く納得する本か!さすが、北先生。奥が深いw2022/08/13
はらぺこ
56
北杜夫にはなられへんけどキタ・モリオにならなれる気がする。 ナイフの件がオモロかった。2013/06/03
とも
42
自分が生まれる前に書かれた作品やのに、今読んでもすごく斬新っっ!北杜夫先生の自由な、いや、自由すぎる作風に感服です。登場人物の誰もが伸び伸びと描かれ大好きです。色褪せてないですね。何て言って表現したらいいか…うん、キラキラしてます。2017/01/26
うりぼう
40
松丸本舗の三冊屋「エアリー三冊」の1冊。選者は北原ひでお氏、私の編集学校の師範。私たちは、選ぶことができる。どこに身を置くか、どこに出かけるか、エアリーなエリアへ旅の物語。この本は、北杜夫氏の冒険の本。らくらくと飛翔する。いきなり著書の世界に引き込まれる主人公、著者キタ・モリオ氏が乱入し、ネバーエンディングストーリーを横目に現実とは何かを問う。でも、そんな真剣な読み方自体を長新太氏のイラストが笑う。もっとエアリーに。船長の生き方に憧れ、好き勝手に生きること、自由であることは孤独で、皆への呼び掛けに顕れる。2012/08/11