新潮文庫<br> 舞台のない台詞―気ままな断片401

新潮文庫
舞台のない台詞―気ままな断片401

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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784101128160
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

現代文学の最も重要な担い手のひとりであり、釣・旅・食・酒の飽くなき猟人である開高健の決定版アフォリズム集。ガリ版刷り私家版「あかでみあめらんこりあ」から最新刊まで、36年間に書かれた著作のなかから、401の味わい深い断章を選び、「愉楽の章」「軽率の章」「迷妄の章」「憐憫の章」「自虐の章」「非力の章」の6章に構成。スーパー・スター開高健の豊饒な世界を凝縮した待望の1巻。

目次

1 愉楽の章(一瞬の悦楽;釣りは芸術である;タバコを一服)
2 軽率の章(男と女のこと;セックスのことも少々;あの時代のこと)
3 迷妄の章(人の世を生きるには;もうひとつの真理;生から死へ、死から生へ)
4 憐憫の章(生きとし生けるもの;都会の風景;異国の街角で)
5 自虐の章(書くという行為;フィクションとノン・フィクションの間;マスコミの眼)
6 非力の章(嘘と真実;政治的な、あまりに政治的な…)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっと

6
開高健の著作(コトバ)の中から選び抜かれたアフォリズム集。小説はほとんど読んだことないけれど、釣り、食、文化、自然、政治、ニンゲンを深く鋭くいやらしく愛おしく切り取ったエッセイ・ルポのたぐいを耽読してきた身としては、このような本が出ていたとは驚きながらもうれしいかぎり。解説でもふれられているが、生前に編まれるという(文庫化にあたり増補までされている)ところが、この人のすごさであったり、らしさであったり、ふてぶてしさであったり、愛らしさであったりする。豊穣なるコトバたちがつむぐ開高健の魅力にあふれた一冊。2017/06/10

りえぞう

1
○。好きな作家ではあるが、言葉だけを延々並べられて電車にも乗らずに読むのはさすがにちょっと苦痛か。2020/06/06

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