新潮文庫
源氏物語 〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 535p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101127194
  • NDC分類 913.369
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maekoo

5
再読。 原文に無い文章が輝いている円地訳。 光の生涯のクライマックスに起こる様々な人々との喜怒哀楽を描いた若菜から雲隠まで。 この巻も六条の大殿(光)・対の上(紫の上)・衛門の督&権大納言(柏木)等官位や住居等で人物を表すので各帖冒頭の系図はありがたい! 女三宮降嫁から蹴鞠での事件前後の、柏木と光そして最愛の紫の上との関係性の心理描写が絶妙で、巻末の解説での大塚ひかり氏の柏木に嫌味を言う光の表情表現を例にとって原文と円地訳の違いと良さを説明・・・それは、その原文の心を味わい深く読者に伝える効果を →②2023/09/06

kaya

1
ずっと読んでみたかった「若菜」から始まり、坂を転がるように下っていく四巻。「雲隠」で光源氏の物語は一区切り。桐壺帝と光源氏の関係が、時を経て光源氏と柏木の関係に……というのは自業自得感がすごいけど、でも実際どうなのかは分からないし、どうなんだろう。なんにせよこれが千年も前に書かれたんだからすごい。訳の熱さもすごい。2019/04/14

amanon

1
本編の素晴らしさは言うに及ばず、大塚ひかり氏が解説で述べている、「オセロの白がパタパタと黒に変わるように、すべてが裏目に出るのだ」という一説が素晴らしい。この一説を心に留めながら今一度、このテキストを読み返すと、また新たな味わいが生じるのではないかとさえ思わせる。それにしても柏木といい夕霧といい本当に男共の性懲りの無さ、愚かさには同じ男として身につまされるばかりである。2009/12/04

そーだ

0
最初の文庫化は同社刊、1980年、全五巻。2008/12/05

諸葛遼孔明

0
32008/06/18

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