感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maekoo
7
再読。 美しい敬語が心地よい円地訳。 光の栄華と玉鬘十帖を描いた乙女(少女)から藤裏葉まで。 夕霧に六位から学ばせる道を選ばせる光の思惑は後々成功し後に夕霧は政権の中枢に・・・。 五言律詩や絶句等上達部や殿上人の雅な漢詩の趣を愉しんだり 雲居の雁と夕霧の恋は後々世帯地味た子沢山の肝っ玉母さんになるとは想像できない初々しさ! ここでも小侍従等女房が活躍! 良清のその後、真面目のはずが惟光の娘にちょっかいを出す夕霧、弘徽殿の大后のその後、六条の御息所の御殿をちゃっかり戴いた光が造成する六条院の様子等 →②2023/08/18
櫛部晃季
5
やはり馴染めない世界観。 とにかく源氏が朝廷での立場を最上の物にしていくのだけれども、何故か自分自身が物語の世界に入り切れない。 かと言って客観的に見てるかと云うとそうではなく、ひたすら流れて行く景色みたいに感じる。 要は残らない。 合わないんだろうな・・・2015/06/04
三鷹台のすずめ
2
なまみこ物語を読む。2023/02/23
ケロ子
2
京都学園大学の山本教授の解説が秀逸でした。紫式部が源氏物語を書いたであろう理由、そこに込めた思い、矜持。源氏物語がますます面白くなります。2021/07/29
kaya
1
円地文子さんの源氏物語、一と二しか持ってなくてその先をずっと探していたのですがとうとう見つけました。 「乙女」から「藤裏葉」まで、光源氏はこの上ない出世だし子どもも帝に后にと華やか極まりない時代といった感じ。円地さんの訳は読んでいて本当におもしろい。2019/04/14