新潮文庫<br> 交歓

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新潮文庫
交歓

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  • サイズ 文庫判/ページ数 327p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101113159
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

亡父の跡を継いで出版社社長を勤める四十歳の桂子さんは、夫の急逝に見舞われる。フロッピイに記憶された夫の遺言。彼との関係が疑われるどこか危うげな女たち。未亡人となった桂子さんの前に出現した謎の財界の大物と或るプロジェクト―。竹林の別荘、豪奢な邸宅、上流階級が集う秘密クラブで繰り広げられる濃密な〈交歓〉。華麗典雅な筆致で描く、知的刺激に満たち倉橋ワールド。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

44
2011.03.18 (カバー裏)亡父の後継ぎ出版社経営40歳、桂子さん。夫、急死。フロッピーに残された夫の遺言。危うげな女たち。財界大物とあるプロジェクト。竹林別荘、豪華邸宅、上流階級、秘密倶楽部、濃密交歓、典雅筆致、知的刺激、倉橋世界。2011/03/21

背番号10@せばてん。

26
1996年6月28日読了。おじさんだって、たまにはこういう本を…。(2019年12月25日入力)1996/06/28

桜もち 太郎

8
桂子さんシリーズの三作品目。20代、30代と続き40代の桂子さん。何があっても動じない自己制御能力が抜群の彼女。年を重ねるごとにバージョンアップしていく。いわゆる上流社会。淫靡な感じがする「交歓」と言う言葉。やはり淫靡であるが桂子さんは踊るように当たり前にこなしていく。パートナーとなる入江さんにしろ、とうてい一般男子には太刀打ちできない。本文の「天体の運行を観測していく具合」がしっくりと当てはまる。さあ、次の桂子さんへ会いに行きましょう。2015/08/21

世玖珠ありす

5
かなり前に読んだ本の再読です。思えば「倉橋由美子」という作家と出会った最初の作品でした。桂子さんシリーズの中間にあたる作品だったので、「夢の浮橋」から読み直したものです。今読んでも「自由奔放なセレブの奥様」的なのに、嫌味がない桂子さんに惹かれずにはいられません。藤本ひとみの「オデパン」を読んだ時に、桂子さんを思い出したものです。2017/06/30

rinakko

4
偏愛本。2018/12/10

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