内容説明
諸君、サラリーマンは大変だ。うわべだけじゃだめだ、誠心誠意が大切なんだ。礼儀作法は小手先の技術ではなく、ココロである。職場や近所の交際はどうするか?旅館、料亭、酒場ではいかに振舞うか?ご祝儀袋の渡し方、お猪口の持ち方、遅刻の言い訳から、女性との別れ方まで。山口瞳と斯界のプロが教える、オトナの礼儀と作法の極意。これを読めば、あなたも礼儀作法の免許皆伝。
目次
巻頭言 不逞の精神に学べ(嵐山光三郎)
新入社員諸君!(山口瞳)
望ましいこと(城山三郎)
「一人前」になれ!(柳井正)
サラリーマン入門(山口瞳)
礼儀作法大アンケート
プロに訊く礼儀作法大全
山口瞳・刮目の名対談
男性自身(山口瞳)
著者等紹介
山口瞳[ヤマグチヒトミ]
1926(大正15)年、東京生れ。鎌倉アカデミアに入学。出版社勤務を経て、’58(昭和33)年寿屋(現サントリー)宣伝部に入り、「洋酒天国」の編集者・コピーライターとして活躍する。’62年『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞受賞。’79年には『血族』で菊池寛賞を受賞する。’63年「週刊新潮」で始まった「男性自身」は、31年間1614回に及ぶ。’95(平成7)年8月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
2
【整理・再読】2021/07/23
SigZ
2
★★★ よくも悪しくも昭和のエッセイ。昔から山口瞳が好きで読んでいた人なら、故人を悼む意味で読み返してみてもいいだろう。現代にも通じるものもあるが、価値観は時代によって大きく変わるので、読み方としては昭和の常識を堪能するつもりで読むのが正しいと思う。2010/11/17
deerglove
1
「オトナの免許皆伝」への道のりは遠いな。でも池波正太郎や吉行淳之介との対談は(中身は薄いけど)味わいは深い。男前?の系譜を知ることが出来たのも収穫。2016/04/24
ラク
1
山口流の人への心遣いや自分自身の心掛けがガツンと書かれている。内容は多彩で,対談や各界各世代の著名人の失敗談など入っており楽しめる。2011/10/12
なんと
0
☆☆☆2014/11/16