内容説明
人生には、ルールはないが、作法がある。迷ったときは、この人を見よ!礼儀、酒、仕事、野球、将棋、競馬、文学。山口瞳には男のダンディズムがいっぱい詰まっている。中学の同級生が語る少年時代、治子夫人が明かす若き日のラヴレター、サントリー時代の同僚が語る江分利満氏の素顔、そして山口瞳が愛した国立の町…。知られざるエピソードと秘蔵写真満載の「山口瞳読本」決定版。
目次
江分利満氏の想い出四十年(田沼武能)
瞳さんのラヴレター(山口治子)
父と酒と食事(山口正介)
山口瞳と私
様々な山口瞳
江分利満氏・山口瞳
作家・山口瞳
再録・山口瞳
山口瞳「最期の日記」から どうやって死んでいったらいいのだろう(「新潮45編集部」構成)
夫・瞳さんのこと(山口治子)
著者等紹介
山口瞳[ヤマグチヒトミ]
1926(大正15)年、東京生れ。鎌倉アカデミアに入学。出版社勤務を経て、’58(昭和33)年寿屋(現サントリー)宣伝部に入り、「洋酒天国」の編集者・コピーライターとして活躍する。’62年『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞受賞。’79年には『血族』で菊池寛賞を受賞する。’63年「週刊新潮」で始まった「男性自身」は、31年間1614回に及ぶ。シリーズ最終巻は『江分利満氏の優雅なサヨナラ』。’95(平成7)年8月永眠
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感想・レビュー
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金吾
27
山口瞳さんの魅力が満載の一冊です。色々な部分に才能が溢れ、自らの信念をもち、他人から慕われる人格を持たれていたことが伝わります。山口瞳と私、瞳さんのラヴレターが良かったです。2023/03/28
しまちゃん
0
山口瞳さん、お名前しか知らずにいました。「読食」関係の本の中で山口瞳さんのことが紹介されていて、どんな人なんだろうと思い、この本を読んでみました。 いろいろな方が、山口瞳さんのことを語っていて、興味深く読ませていただきました。治子夫人とのお手紙のやり取りを読んで、瞳さんの好きな人(治子夫人)への気持ちに共感を持ちました。私も好きな人には同じような気持ちになるので・・・。2021/06/08
てらさか
0
いろんな人が山口瞳さんについてあれこれ。治子夫人のひとみさんへの思いは別の本で読んだので重複してしまった。2019/02/06