新潮文庫<br> 山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇

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新潮文庫
山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101111339
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

昭和38年に直木賞を受賞した著者は同年末から週刊新潮で連載を始めた。「男性自身」という奇妙な題名のコラムは、会社員兼作家である自身の哀歓、家族・友人のエピソード、行きつけの店での出来事などが綴られた身辺雑記だった。それは独断と偏見が醸す力強さと、淋しさ・優しさが滲み出た独特の文体で、読者の心を掴んだ。40代に書かれた作品を中心に、大ファンの重松氏が50編を選ぶ。

目次

酒飲みの夜と朝
冬の公園
焚火
女の知恵
人生は楽しいか
白鳥の湖
貧乏
金魚
ネフリュードフの心配
バンザイ屋〔ほか〕

著者等紹介

山口瞳[ヤマグチヒトミ]
1926(大正15)年、東京生れ。鎌倉アカデミアに入学。出版社勤務を経て、’58(昭和33)年寿屋(現サントリー)宣伝部に入り、「洋酒天国」の編集者・コピーライターとして活躍する。’62年『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞受賞。’79年には『血族』で菊池寛賞を受賞する。’63年「週刊新潮」で始まった「男性自身」は、31年間1614回に及ぶ。シリーズ最終巻は『江分利満氏の優雅なサヨナラ』。’95(平成7)年8月永眠

重松清[シゲマツキヨシ]
1963(昭和38)年、岡山県生れ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。’91(平成3)年、『ビフォア・ラン』でデビュー。’99年、『ナイフ』で坪田譲治文学賞を、『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年、『ビタミンF』で直木賞を受賞する。現代の家族を描くことを大きなテーマとし、話題作を次々と発表している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koishikawa85

5
江分利満氏の優雅な生活ではさほど感じないのだが、エッセイをまとめて読むと、その女性差別的なところとか、酒にだらしないところとかが鼻につく。何言ってるのかわからないものも。たたやはりうまいなあと思うところもある。2023/03/22

うりぼう

3
「男性自身」傑作選とあって、顔を赤らめる私。重松清の選なので、自ずと安心。2003/07/12

てらさか

2
他の「男性自身」を読んでいないので、ほとんど初めての話ばかり。電車が乗れない妻に「ぼかぁ、君と京都を歩きたいんですよ」といえようか、のくだりに愛しさを感じる。2019/01/06

Ryoichi Ito

2
巻末の「担当編集者座談会」も面白い。2015/09/29

Natsuhiko Shimanouchi

2
酒にまつわるエッセイが面白い。「サラリーマン同士で酒をのむと、わびしい気分になる」。まさに。2015/07/22

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